3月15日
憧れの星は遠い空の上、手が届かないと諦めていた。
誰が絶対届かないって決めたんだったっけ。もしかしたら私かな。
なら梯子を作ったらどうだろう。星に向け梯子を作り始めた私。
一段一段作っていく。何時になったら届くだろう。
今はほんの僅かだけど、近付いたことは事実なんだ。
隣の芝生が素敵に見える。私の庭は土が剥き出したまま。
種を捲き水をやってみた。スクスク伸びる庭の芝生、
伸び過ぎたから刈ってみた。
何故だろう、見た目 は隣と同じなのに素敵に感じない。
芝を伸び放題にしたら、虫がやってきて鳴き始めた。
足りなかったものが分かった気がする。
全然何も書けていない。原稿用紙にグダグダと、
ミミズのようなのものを書きつける。
机に突っ伏した私の頭の上でミミズが踊る。
踊って踊って文字になりマス目を埋めて、流れるような
美しい文章を作る。それは踊るミミズの話。
人に身を捧げる地竜の話。夢が覚めれば消えてしまう。
#twnovel
3月16日
美味しい臭いがするあの女の血を吸った。
いつも疲れた顔をした彼女が、プロポーズを受け幸せの絶頂に
いたことを、僕は知らなかったんだ。
僕は吸血鬼と獏の混血、幸せな人の血なんて吸ったらそれはもう
七転八倒。だから美味しい臭いじゃなくて、
不幸な臭いが分かればいいのに。
3月17日
誰もいない夜明けの街を必至でスケッチブックに描きつける。
昨日までは喧噪に満ちていたこの街が、今描かなければ消えていく。
遠い日にこの街を思い出すことはあるだろうか。
かつて人々で活気に溢れた街があったことを。
3月18日
食べてもらう人の顔を想い浮かべて作ると、材料が同じでも
全く違うものができる。牛乳に砂糖と卵、ミルクセーキができたり、
プリンになったり。一体誰の事を想い浮かべているかって。
それは内緒。どちらに一杯愛情が入っているかは、その時次第。
気分に振り回されるんです。
私の中から幾つかの玉を取り出し賢者が言う。
「ほら、これらの玉は輝いているだろう。
だが、この一つはまだ磨かれず暗い。これがお前に足りないものだ」
玉に何かが書かれているが、暗い玉の文字は読み取れない。
足りないものって何ですか。
問いかけようとした途端、賢者も玉も消えた。
3月19日
正論なんて通じない。でも、なあなあなままじゃ、
気が付いた時にはとんでもない方向に行っている。
時々は正論を思い出さねば。この党はもう終わり。
ならば正論を振りかざして、バッと散ろうじゃないか。
それがこの国のこれからの何十年か支えられれば本望だ。
思ったような絵が描けないと言う方に朗報。
あなたが頭にイメージしたものを忠実に描いてくれる「創造の筆」
が発売になりました。これであなたも芸術家。
ご使用前に必ず使用上の注意をお読みください。
なお当商品をご使用になり余計なものが描かれても
一切の責任は負いかねます。
憧れの星は遠い空の上、手が届かないと諦めていた。
誰が絶対届かないって決めたんだったっけ。もしかしたら私かな。
なら梯子を作ったらどうだろう。星に向け梯子を作り始めた私。
一段一段作っていく。何時になったら届くだろう。
今はほんの僅かだけど、近付いたことは事実なんだ。
隣の芝生が素敵に見える。私の庭は土が剥き出したまま。
種を捲き水をやってみた。スクスク伸びる庭の芝生、
伸び過ぎたから刈ってみた。
何故だろう、見た目 は隣と同じなのに素敵に感じない。
芝を伸び放題にしたら、虫がやってきて鳴き始めた。
足りなかったものが分かった気がする。
全然何も書けていない。原稿用紙にグダグダと、
ミミズのようなのものを書きつける。
机に突っ伏した私の頭の上でミミズが踊る。
踊って踊って文字になりマス目を埋めて、流れるような
美しい文章を作る。それは踊るミミズの話。
人に身を捧げる地竜の話。夢が覚めれば消えてしまう。
#twnovel
3月16日
美味しい臭いがするあの女の血を吸った。
いつも疲れた顔をした彼女が、プロポーズを受け幸せの絶頂に
いたことを、僕は知らなかったんだ。
僕は吸血鬼と獏の混血、幸せな人の血なんて吸ったらそれはもう
七転八倒。だから美味しい臭いじゃなくて、
不幸な臭いが分かればいいのに。
3月17日
誰もいない夜明けの街を必至でスケッチブックに描きつける。
昨日までは喧噪に満ちていたこの街が、今描かなければ消えていく。
遠い日にこの街を思い出すことはあるだろうか。
かつて人々で活気に溢れた街があったことを。
3月18日
食べてもらう人の顔を想い浮かべて作ると、材料が同じでも
全く違うものができる。牛乳に砂糖と卵、ミルクセーキができたり、
プリンになったり。一体誰の事を想い浮かべているかって。
それは内緒。どちらに一杯愛情が入っているかは、その時次第。
気分に振り回されるんです。
私の中から幾つかの玉を取り出し賢者が言う。
「ほら、これらの玉は輝いているだろう。
だが、この一つはまだ磨かれず暗い。これがお前に足りないものだ」
玉に何かが書かれているが、暗い玉の文字は読み取れない。
足りないものって何ですか。
問いかけようとした途端、賢者も玉も消えた。
3月19日
正論なんて通じない。でも、なあなあなままじゃ、
気が付いた時にはとんでもない方向に行っている。
時々は正論を思い出さねば。この党はもう終わり。
ならば正論を振りかざして、バッと散ろうじゃないか。
それがこの国のこれからの何十年か支えられれば本望だ。
思ったような絵が描けないと言う方に朗報。
あなたが頭にイメージしたものを忠実に描いてくれる「創造の筆」
が発売になりました。これであなたも芸術家。
ご使用前に必ず使用上の注意をお読みください。
なお当商品をご使用になり余計なものが描かれても
一切の責任は負いかねます。