2月6日
翼を失くした鳥は空を見上げた。沢山の仲間達が飛び交っている。
羨ましい気がする。でも分かったことがある。
地表はこんなに色にが溢れているんだって。
それに僕にはもどこまでも歩いて行ける足がある。
歩き続いたその先に、思いもよらなかったワクワクした世界があるはずなんだ。
「この泉の水を飲めばどんな、病もたちどころに治るのだな。
どう見ても泥水にしか見えないのだか。おお、泉の水を飲んだ者達の病が
癒されていく。私も飲 んでみるか。うっ、なんだこの水は、かえって具合が
悪くなったような」
「旦那、ここは魔物専用ですぜ」場所を間違えたようだ。 #twnovel
夜明け前の街、薄明りの中に浮かび上がる道路、建物、街路灯。
何故だろう、この風景を見ていると胸を締め付けられるように感じる。
夕暮れと違いひっそりとしているためなのか。
それともこれから始まる新しい日に立ち向かうのが怖いからなのか。
暫く僕はその風景をただ見つめ続けた。
2月7日
当樹木をご利用の毛虫様へ
当樹木は食べ放題となっております。
どの葉をお食べいただいてもかまいませんが、一枚食べ切った後
他のテーブルにお移りいただきますようお願い申し上げます。
なお注意事項をお守り戴けない場合、当樹木の出入りは
今後一切禁止させていただきます。
時々フクロウの縫いぐるみが話しかけてくるような気がする。
「ホーちゃん、可愛いって言って、ホーちゃん、よしよしって言って」
実際に縫いぐるみが喋ることなんてないから、私の心の中にある
言葉なのだろう。
今更ながら何が足りていなかったのを思い知らされる。
いつの頃からだろう、有害物質に色が付き始めたのは。
色が付いているのは有害物質を避けるのには便利なのだが、こう多いと
全て避け切るのは至難の業だ。様々な色で煙ったような風景。
どうせ避けられないのなら見えないよう方がましか。
大気に色が付いていなかった時代が懐かしい。
2月8日
「履歴書に吸血鬼とありますが、諜報部に入ってみますか」
「いえ、事務職希望です。僕、特殊能力はないですし血も吸いませんから」
「ではどこが人間と違うのでしょうか」「歳をとらないことです」
「違いはそれだけですか。今の時代何かアピールできる特技がないと
いけませんね」
家に帰ると母が「パンを買っておいたから、ぶっちぎりパン」と。
いったいどんなパンなんだと思いながら戸棚を空けると、袋に入った茶色いパン
が置かれている。袋に「チョコちぎりパン」の文字。
「ぶっちぎり」じゃないじゃないか。
何かぶっちぎりたいことでもあったのだろうか。
「現在の世界情勢、経済を完璧に再現、あなたの手で企業を大きく
発展させて下さい」か、面白そうなゲームだ。
有名な企業経営者にプレイしてもらったところ、企業は大きくなったが
世界経済が崩壊状態になった。
こんな企業経営者が世界中に溢れている。
怖ろしいことを知ってしまった。
翼を失くした鳥は空を見上げた。沢山の仲間達が飛び交っている。
羨ましい気がする。でも分かったことがある。
地表はこんなに色にが溢れているんだって。
それに僕にはもどこまでも歩いて行ける足がある。
歩き続いたその先に、思いもよらなかったワクワクした世界があるはずなんだ。
「この泉の水を飲めばどんな、病もたちどころに治るのだな。
どう見ても泥水にしか見えないのだか。おお、泉の水を飲んだ者達の病が
癒されていく。私も飲 んでみるか。うっ、なんだこの水は、かえって具合が
悪くなったような」
「旦那、ここは魔物専用ですぜ」場所を間違えたようだ。 #twnovel
夜明け前の街、薄明りの中に浮かび上がる道路、建物、街路灯。
何故だろう、この風景を見ていると胸を締め付けられるように感じる。
夕暮れと違いひっそりとしているためなのか。
それともこれから始まる新しい日に立ち向かうのが怖いからなのか。
暫く僕はその風景をただ見つめ続けた。
2月7日
当樹木をご利用の毛虫様へ
当樹木は食べ放題となっております。
どの葉をお食べいただいてもかまいませんが、一枚食べ切った後
他のテーブルにお移りいただきますようお願い申し上げます。
なお注意事項をお守り戴けない場合、当樹木の出入りは
今後一切禁止させていただきます。
時々フクロウの縫いぐるみが話しかけてくるような気がする。
「ホーちゃん、可愛いって言って、ホーちゃん、よしよしって言って」
実際に縫いぐるみが喋ることなんてないから、私の心の中にある
言葉なのだろう。
今更ながら何が足りていなかったのを思い知らされる。
いつの頃からだろう、有害物質に色が付き始めたのは。
色が付いているのは有害物質を避けるのには便利なのだが、こう多いと
全て避け切るのは至難の業だ。様々な色で煙ったような風景。
どうせ避けられないのなら見えないよう方がましか。
大気に色が付いていなかった時代が懐かしい。
2月8日
「履歴書に吸血鬼とありますが、諜報部に入ってみますか」
「いえ、事務職希望です。僕、特殊能力はないですし血も吸いませんから」
「ではどこが人間と違うのでしょうか」「歳をとらないことです」
「違いはそれだけですか。今の時代何かアピールできる特技がないと
いけませんね」
家に帰ると母が「パンを買っておいたから、ぶっちぎりパン」と。
いったいどんなパンなんだと思いながら戸棚を空けると、袋に入った茶色いパン
が置かれている。袋に「チョコちぎりパン」の文字。
「ぶっちぎり」じゃないじゃないか。
何かぶっちぎりたいことでもあったのだろうか。
「現在の世界情勢、経済を完璧に再現、あなたの手で企業を大きく
発展させて下さい」か、面白そうなゲームだ。
有名な企業経営者にプレイしてもらったところ、企業は大きくなったが
世界経済が崩壊状態になった。
こんな企業経営者が世界中に溢れている。
怖ろしいことを知ってしまった。