前回のあらすじに続いて『北風vs太陽』の感想を。

この物語のベースはイソップ寓話の『北風と太陽』です。

違うのはシチュエーション。

ありとあらゆる場面で北風と太陽が張り合います。

可哀そうなのがそれに巻き込まれる旅人ポジションの男です。

腹黒い太陽に連戦連敗になる北風はまだいいんです。

旅人ポジションの男は、彼をどうにかするってことで北風と太陽
の間で賭けが成立してしまうので、気が付かないうちに太陽の
口車に乗せられて大変なことに。



ホスト編では、ホストに入れあげた娘を連れ戻しに来ただけ
だったのに、太陽と話してるうちにいつの間にか人生相談に
なって合間に色々注文させられた挙句ボトルまで入れてしまう。

でも、本人満足そうだったからいいのかって、娘が入れあげた
ホストって誰だよって感じです。


原作編は原作を基にアレンジしてあるのですが、旅人は
ハローワーク帰りのリストラされた男です。

北風は持前の北風の力で強引に上着を吹き飛ばそうとします
が息切れって、弱い、弱すぎるぞ北風。

太陽はサンシャイン・アタック(笑)で男を温めて上着を脱がせ
たまではいいものの、このサンシャイン・アタック、すぐに自分
では止められない。

以前使ったときは干ばつを起こしてしまったとか。

そんな技を使うから男がどうにもならないほど暑くなって路上で
全裸になってしまったじゃないかー

寒くて強風、一転熱波と異常気象なのか、異常気象なのかなどと
考える男だが、そこは路上で全裸。

逮捕されましたよ警察に。

もうこの男完全にバトルの被害者、可哀そう過ぎる。

就職活動中なのに逮捕だなんてー、泣くに泣けない。



三国志編は赤壁に闘いが舞台

先手、周瑜(太陽)、サンシャインアタックで敵を目を晦まし
敵を退けることに成功。

後手、孔明(北風)、ここでなぜかカードデュエルに。

俺のターン、ドローって、特殊効果発動っていったい…

火を放ち風の効果で敵軍を退却に追い込んだものと思われたものの
敵軍バケツリレーで火を消し始めてしまう。

このままでは負けてしまうので太陽がサンシャインアタックで
再び火を点け敵軍は炎にまかれ退却。

しかしここで風向きが変わってしまい自軍にまで燃え広ろがる
ことに。

う~ん、サンシャイン・アタックに助けられて孔明も敵軍を
退却させたけど、サンシャイン・アタックで自軍も自滅。

もう、グダグダになったからこの勝負引き分けなんだろうか。

周瑜も孔明もスマホ持ってるのね。

周瑜は戦場でもツイートしているし、孔明はネット天気予報
頼りで笑える。



取調べ編は原作編で逮捕した男の事情聴取。

暑かったから脱いだだけを主張し続ける男の調書を取ろうと
強硬な姿勢で臨み続ける北風、一向にうまくいかない。

そこへやってきた太陽警視、男を巧みに誘導して調書を取って
しまう。

サンシャインアタックでピンポイント攻撃されていたことが
後から気象情報から明らかになるが、うやむやに。

やっぱりここでも男が可哀そ過ぎます。



訪問販売編はどちらが商品を相手に買わせることができるか
という勝負なのですが、勝負以前に北風がマルチにはめられて
いることに気が付いていない。

商品の説明で、明らかにマルチの説明をしているのに、自分は
商品を自信を持って薦めているという北風。

完全にアウトです(笑)

それにひきかえ太陽、男は化粧品は使わないからと言って
いるのに、タッチアップで製品の良さを実感させ、メイク
アップで自分とは思えないほどの美しさを引出し商品を売り
ます。

美しくなったのはいいけれど、なんだか男は違う世界に
目覚めたような…

この場合、男は騙されたのではなく変な方向へ行って
しまったということか。


お調子者の太陽とかかわりを持つと痛い目をみると感じる
5話が収められたこのCD面白かったです。

最後に闘いに巻き込まれた男に、お疲れ様と言いたい(笑)


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