待っていた『禁断吸血鬼~青薔薇ノ騎士』が届きました。
吸血鬼といえば、不老不死、人間の血が必要ですが
老いて死ぬことはありません。
そう言えば『百年法』も不老がテーマ。
読んでいた時には気付かなかったのだが『禁断吸血鬼』が
届いてふと思ったこと。
どちらも不老だけれど決定的に違うことがある。
吸血鬼は不老だけれどあくまで異端、人間社会に係ってきても
ほんの一握りでしかない。
だから、老若男女が暮らしている社会。
それが『百年法』では不老処置を受けている人がほとんどと
いう社会。
それも20代で不老処置を受けるのが普通になっている。
幾ら歳をとっていても外見が若者しかいない社会。
考えると怖いかもしれない。
外見だけで歳が分からないっていうよりも、外見が若いのに
活気がない社会っていうのができそうで。
人間社会は、画一的ではダメになるのではないかという気がする。
根拠はないのだけど。
多種多様性があるからうまくいくのではないかという気が
している。
アメリカが自由資本主義が唯一の正義みたいにして、
グローバル化がどうのこうの言いだしたあたりから、世界
情勢がおかしな方向に進み出したように感じるのも、画一化
と関係があるのではないだろうか。
『百年法』の中で、見かけが老いない者は、幾ら歳を重ねても
精神的に成熟しにくいということがでてきた。
それと同じで、若い者、老いている者、価値観の違う者など
多様な人間が係り合うことによって人間社会は成熟するように
思う。
現在感じる閉塞感、それは競争社会という一つの価値でしか
動いていない社会の在り方からきているのかもしれない。