大野更紗著:「困っている人」を半分ぐらい読んだ。
しんどい病状が自分に現れたとき、一番困るのが
まず、何の病気なのか分からないこと。
病名が分からないとまず現在の病院では治療が
受けられないことが多い。
分からない病気なのだから治せるはずもなく、
対症療法のみが行われることとなる。
それが功を奏してくれればよいのだが、うまく
いかなければ、患者は辛い状態のままとなら
ざるをえない。
筆者も病名が分かるまでに相当痛みがあるで
あろう検査を受けやっと病名が分かるわけである。
この本を読んで検査が辛いのなんの。
「拷問ですか」と思いたくなる。
私がもっと若くて元気で頭がよかったなら、
本当に痛くない検査法の研究にとりくみたい
と思った。
麻酔法が確立される以前は、手術そのものよりも
痛みによる疲弊で命を落とす患者が多かったときく。
ただでさえ弱っている患者を検査でよけい弱らせて
どうする。
そのうちナノテクで中から苦痛を伴わないで診断
できる時代がくるかもしれないが、今はまだ無理か。
患者が怯える検査がなくなることを願う。
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