数日前、とあるブログ記事を見ているうちに気になって某オークションから購入してしまった。
旧ソビエト連邦ベラルーシ製AGAT 18Kを。
ソ連製には珍しいオリジナル設計のハーフ判カメラ。1985年製らしい。
10数年前になるだろうか、旧ソビエト製カメラがペレストロイカの風に乗って日本に大量に流れ込んできた時にドイツのコンタックスのコピー品のキエフやライカのコピー品とそれに付随するレンズの数々を安価な玩具感覚で数点購入していた。
その後、ロモなどのチープなカメラのブームがあった頃にAGAT18Kを見かけたように思う。
しかし、その頃は距離計のない目測のものに興味がもてず購入に至らなかった。
今回の購入の動機の一つは、ハッセルのSWCやローライ35など目測のカメラを使うようになった今だからなのだろう。
それと、フィルム装填時にボディの真ん中から二分割にされるプラスチックのチープで可笑しな構造のボディと、インダスター104と云う28mmf2.8のコーティングを施されたガラス製の真面目なレンズの組み合わせに興味をそそられたのだ。
購入に際しいくつかの個体のボディ内部の画像を見ていると、フィルムの巻き取り側のスプールの作りが違うものが3種類程あった。その中からフィルムマガジン(パトローネ)の付いたものを選んだ。
しかし、フィルムをマガジン(パトローネ)の中のスプールに付ける段階で困った事になった。
スリットが小さくて差し込めないのだ。
ライカM3やバルナック型の様な挟み込む板バネも無い。
とりあえずパーマセルテープで固定する方法で済ませることにした。
後日何らかの方法を試す予定。
それと、シャッター後部の部分に植毛紙を貼って、内面反射防止加工を施して試写することにした。