SIDSについて、調べたこと等記録していきたいと思います。

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息子の死亡診断書(死体検案書)に記載された死因分類は



「12.不詳」



です。






そう、はるくんが亡くなったのはSIDSだと言っているのは、思っているのは私達夫婦や親族だけ。


はっきり診断されているわけではないのです。



医師が下した結論は、原因不明






厚生労働省のページ


にもあるように、実際SIDSと診断され、診断書に記載されるには、


乳幼児突然死症候群(SIDS)の診断は剖検および死亡状況調査に基づいて行う。

やむをえず解剖がなされない場合および死亡状況調査が実施されない場合は、診断が不可能である。







つまりは、解剖した結果多分SIDSっぽいって場合に、はじめて診断名をつけてもらえるわけですね。









私達夫婦は、解剖を望みませんでした。


原因を追究しなかったことを後悔するのではないか?


一瞬頭をよぎりましたが


眠っているような息子にメスを入れること


そして結局原因が分からなくてSIDSと診断されても


息子は戻ってこないことは変わりありません。













これは、それぞれの家族で異なりますので、正解はありません。


ただ、私達夫婦のような選択をして、原因不明のまま処理される案件もきっと多いのではないかと思うのです。









つまりは、


「日本での発症頻度はおよそ出生6,000~7,000人に1人と推定され、生後2ヵ月から6ヵ月に多いとされています。

発症は年々減少傾向にありますが、平成23年には全国で148人の赤ちゃんがこの病気で亡くなっています。」


この数字よりも隠されたSIDSの赤ちゃんの数は、もっともっと多いということです。





















当事者になるまで、この数字をみて



「めったに起こるものではないだろう」


「寝返りもまだだし、大丈夫でしょう」


「タバコ吸う人いないし、添い寝もしてないし」


「うちの子に限って大丈夫、大丈夫」



そんな根拠の無い自信がありました。









・・・そんなものどこにも無かった。









むしろ、この数字よりももっともっと多いであろう発生件数


当事者になってから知った、以外に身近で経験者が複数人居ること


隠れて見えない現実にショックを受けました。










中には、預け先の保育園で発生した事例


自分が不在の時に発生し、連絡を受けた事例


添い寝していた自分の横で発生した事例







それぞれの事例で、両親はどれだけの後悔をしたのか。


誰かを恨んでしまうかもしれない。


夫婦間で亀裂が入ってしまうかもしれない。





それらを思うと、なんとも・・・いたたまれませんでした。













誰もが思いもしないでしょう。


まさか、自分が当事者になるなんて。




でも、実際は世間で言われているよりももっともっと沢山発生しているということ


リスク要因が例えすくなくても


誰にでもその危険性はあるということ














これから子供を生み、育てる方


怖がらせるわけではありません


でも、どうか


頭の隅においておいてほしい






決して他人事ではなくて


誰にでも起こりうるって事を。