
昨今の風潮として
これまでにない、革新的な事を成し遂げる=イノベーション
というキーワードがあります。
実際、イノベーションとは、どういう事で、
何がベースになるのか?
考え方のヒントは何か?
という事が同書ではご紹介されています。
結局、マーケティングが入口となることが多く
ドラッカーの教えとしては、
きちんと顧客を見る、市場環境をみる、といった事が
大切だという事を再確認しました。
事例も多くわかりやすい1冊です。
<本書のポイント>
■イノベーションとマーケティングはセットである
■マーケティングで知りえたことの商品化がイノベーションである
■企業が売ろうとしているものと顧客が買いたいものは違う
■自社の業界から見ている間は競争の本質は見えてこない
■なぜ顧客は不合理と思われるような行動をするのか、その理由を探し出すのが企業の仕事である
■市場が特定できないときは用途からとらえることもできる
■値引きは二番手以下のブランド商品に多い
■単一商品に絞るのは中小零細企業でないかぎり自殺行為だ
■理想とする状況とのギャップを埋めるための商品化、サービス化がイノベーション
プロセスニーズを商品化、サービス化するのがイノベーション
市場と業界構造の変化を商品開発に生かすのがイノベーション
人口構造の変化に合わせて商品開発、サービス開発するのがイノベーション
考え方、価値観、認識の変化の取り入れて商品開発するのがイノベーション
■細分化した複数の市場で競争優位が実現できるのであれば細分化した複数の市場に対応する
■自社で買わない非顧客はどのような人たちか
■仕事環境が変わればすべてのものに寿命がくる