
昨今、「ゆとり世代」という言葉を使う事も少なくなってきた。
その代わりに同書では、新たに「さとり世代」と
この年代を表現している。
しかし、こちらの方が、より深い点まで
理解することが出来るし、
自分たちでも思うような事を普通に感じていることがわかります。
会社としても、価値観の変遷に応じた、
対応を練らないといけないが、
そういった際に若者マーケティングの参考になる1冊。
表面的な理解、わかった風な感じの彼ら、
めんどくさい、居心地の良さを追求する彼らへの
新たな提案を考えたい。
<本書のポイント>
■見込み損失を考え行動できなくなっている
■空気が読めない人をイタイと判断する
■卒業旅行に複数回行く
■経験消費というより思い出消費
■さとり世代はさとった風世代
■プチブランド消費と微細な差別化消費
■面倒臭いが最上位概念
■さとり世代はコスパ意識が高いんじゃなく視野が狭くなってしまっている
■さとり世代にもわざわざ行ってみたいと思わせる場所を作り出すことは可能だし、飲みたいと思わせる瞬間を作り出すことも可能
■人に何がPRできるかというところが行動原理
■居心地の良さが最上位概念になっている
■親子による消費も更に広がっていく