おもてなしの心  -語源 歴史- | ファッション業界転職 販売職専門人材会社インター・ビュー

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山口 芳明 の奮闘記

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販売の楽しさ伝えたい!インター・ベル山口です。


今日は、「おもてなし」の歴史に関してお伝えしていきます♪

正直、歴史、苦手です(-_-;)
高校生の頃、受験科目として日本史の勉強を半年頑張ったのち、マークシートの模試で全て記入したにもかかわらず、赤点を取った科目です(-_-;)(-_-;)

でも、キングダムという紀元前・春秋戦国時代の中国の歴史漫画は大好きです♪

すみません、話逸れましたm(__)m では、本題。

本日は、まずは根本的なところで、「ホスピタリティ」と「おもてなし」の語源を紹介致します!

まず「ホスピタリティ」ですが、その語源であるラテン語の「ホスピス (hospice) 」は、中世ヨーロッパで十字軍の兵士や旅人のために教会が作った施設のことでした。

そうした旅人が、病や健康上の不調で旅立つことが出来なければ、そのままそこに置いて、ケアや看病をしたことから、看護収容施設全般をホスピスと呼ぶようになりました。

教会で看護にあたる聖職者の無私の献身と歓待を「ホスピタリティ (hospitality) 」と呼び、そこから今日の病院を指すホスピタル (hospital) の語がでたと言われています。

対して「おもてなし」です。
「もてなし」の語源は、「モノ」を持って成し遂げるという意味があります。
この「もてなし」に美化語の「お」を付けた言葉が「おもてなし」です。

もてなしには形として目に見える「モノ」と、目に見えない心や意識を指し示す「コト」とがあります。
「コト」は歌舞伎の舞台に例えると、「黒子の心」を以って表現する「態度」「言動」を指しています。

つまり、お客様相手に接客・接遇する際、お世話や気遣いを影の様に行い、接することが、「おもてなし」にあたるのです。

「おもてなし」は古くは日本の貴族の時代(平安時代)に貴族同士の間で生まれ、それが侍の時代(鎌倉・江戸時代)へと引き継がれました。

この「おもてなし」 が広く一般の人たちも広まったのは、武士が統治して世の中が安定してきた江戸時代に、市民の多くが信仰と娯楽を兼ねた、お伊勢参りが盛んになってからのものです。

全国各地からお参りのために旅してきた庶民たち(農民・商人・職人など)を暖かくお迎えし接待することによって一般の庶民にまで「おもてなし」が広まったのです。

その意味では、日本のおもてなしはホスピタリティに近いですよね?

しかしながら、読み比べて見ると、ニュアンスとしての違いは感じられます。

日本人は、とても几帳面な国民性があり、誰に対しても自然に親切にする意識や相手を思いやる優しい心を持ち、人に不快感を与えない程度の距離を保ちつつ、相手へのお世話や気遣いを気付かれないよう表面に出さずに接し行い、良い人間関係を作ることを常に心情にしています。

これを舞台で言えば、「黒子の役割を果たす心構え」であり、この表に見えない裏の心こそ、「日本のおもてなし」にとても大切なことなんですね。

このジャパニーズ・ホスピタリティとも言えるおもてなしの心を、社内外に広めるきっかけになれるように、今後も委員長筆頭に情報をアップしていきますので、宜しくお願い致します!

おもてなしの心向上委員会のおもてなし日記  より