『アジア実力派企業のカリスマ創業者 (中公新書ラクレ) 』
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アジア各国、特に台湾企業、中国、シンガポール
のカリスマ企業家社長とその会社が
よくわかる1冊。
どの会社にも共通している点がある。
それは同書中で考えてみると
「ビジョンを打ち立てる」
「ミッションをつくる」
「行動指針をつくる」
またそれを作るだけでなく、
実践しているという点も特筆に値する。
また、日本よりも起業が身近にあるという点や
人口が少ないからこそ海外へ出て戦う事を
標準としている点は
今の我々も取り入れていかなければいけない点であると
感じました。
<ポイント>
■ホンハイ
独自ブランドを持たず黒子役に徹する
市場シェアによって顧客をランクつけ
相手企業の社員、特に工場の幹部以上に
どのような人材を配置しているかを見る
失敗から学べ
失敗を他山の石とせよ
勤勉に働く
責任を負う
団結協力して知識や経験を共有する
貢献に応じて分配する
■エイサー
農村から都市を包囲する戦略
囲碁も企業経営も布石が重要
生き残るために少なくとも二つの目が必要
気を長く持つ
■TSMC
まずビジョンを打ち出し、次に価値観、
すなわち企業文化を確立する。
幹部はトップと志と信念、理念を共有しなければならない。
三番目に戦略を立てる必要があるが、
戦略とは長期的なものであり、短期的なものは戦術にすぎない。
戦略はトップだけでなく、社員全体に貢献するものであるべきだ
イノベーションとは新しい方法で何かをやるということ
■ファーウェイ
顧客の夢を実現すること
顧客サービスこそがファーウェイの唯一の存在理由
お客様の成功こそがファーウェイの成功
お客様へ価値を創造するために
自身の能力開発を含むあらゆる努力
毎期、合理的な利益率と目標を設定する
他人から真摯に学べば冬が来る前に準備することができる