人間誰しも完璧ではない。
間違う事もあれば、失敗や挫折をすることもある。
本来であればそういった所からの克服が
最も大きな経験になるのですが、
条件反射的に「苦労」から逃げたりする。
その逆もあり、絶対に避けたい事に
没入してしまう心理がある。
完璧主義や虚言といった、
エリートの方にありがちな傾向を
学問的側面だけでなく事例や、
根本原因などとともに紹介されている。
同書を読んでおくと、一般的なモチベーション理論
だけでなく、さらに深みのある人間理解が
出来るようになると感じました。
【本文要約】
■人は傷ついた状況を繰り返す
■死を招くこともある病的な完全癖
■報酬のない行為が何度も繰り返されることはない
■自己目的化した嗜癖の一つに虚言癖というものがある
■愛されないことが悪を生む
■偶然に意味を感じてしまう敏感さは限りなく異常心理に近い特性でもある
■支配感、征服感、軽蔑という自己防衛
■愛情不足と劣等感が病的な自己愛を生む
■問題児扱いすると何も解決出来ない
■何かを強制すると後で必ず反動が来る
■根っこは幼いころの愛情にある
■人間の行動が意識下固定観念によって左右される