いつも、ありがとうございます。山口です。
友人と散策していたミケランジェロが、草原に大理石を見つけて叫んだ。
”この中に女神が生け捕りにされている!”
友人は呆気に取られただろう。
しかし、、、ミケランジェロはその後、アトリエで丹念に鑿を振るい、その大理石から見事な女神の像に刻み上げたという。
これは、下村湖人の名作『次郎物語』に出てくる。
主人公の少年・本田次郎に、彼の慕う朝倉先生が語った逸話だ。
この話を通して、周囲と衝突しがちな本田少年を諭した。
人間の本心はみな美しい。
例外はない。
ミケランジェロが石の中に女神を見たように、相手の外見にとらわれず、心の美しさを見いだせるか。
それには自分の心を磨くしかないのだ、と
どんな人も、一人の人間として尊重する。
心の眼を磨いていくなかに、本当の美しさを見れる眼が鍛えられるのか。。。
今日も、また一歩一歩と心を鍛えていきたい。