今月10日、ミッドタウンで一足先にホリデーウィンドウをお披露目したのはトレンドを押さえたアクセサリーを中心に展開する、スペシャリティストアの『HENRI BENDEL(ヘンリ ベンデル)』。
赤いカーテンで隠されていたウィンドウは、ラジオシティ・ミュージックホールを拠点とする、ニューヨークを代表するダンスカンパニー The Rockettes(ザ・ロケッツ)と共に、フランク・シナトラの「Theme from New York, New York」の曲が流れる中開幕された。
2011年のヘンリ ベンデルのホリデーウィンドウの主役を飾るのは、今年125周年を迎えた“自由の女神”。
その自由の女神が纏うドレスは、ウォーターメロン、ルートビアー、ペアーの3つのフレイバーのジェリービーンズが3,000個以上使われ、ゴールドの王冠やトーチは、持ち合わせたジュエリーのパーツを解体して作られたのだとか。ヴィジュアルマーチャンダイジングの副部長である Gilberto Santana氏は、7:30 p.m. - 9:00 a.m. 出勤と、昼夜逆の生活を送りながらこのホリデーウィンドウ作りに徹して作りあげたそうです。
写真を見て頂くと分かるように、自由の女神は赤いトナカイの角を付けた犬を連れていますよね。
ヘンリ ベンデルをご存知の方は納得だと思いますが、ヘンリ ベンデルはよく女性が犬を散歩するシルエットを商品のモチーフにしていることでも知られています。そのつながりもあり、今回ホリデーウィンドウにも犬が登場しているという訳です。
その他にもウィンドウの背景に登場する街並のポップアップアートは、有名なポップアップアーチストのRobert Sabuta氏によるもの。
ニューヨークに住む女の子のライフスタイルを表現したミニチュアドールハウスのクローゼットには、ヘンリベンデルのブラウンとホワイトのストライプの箱が並べられたりと、思わず小さくなってこのアパートに住みたくなってしまいます。
ハイシーズンのこの時期。日本からニューヨークへの旅はかなりの高額。ただこの迫力とアメリカならではのホリデームードはやはり写真ではなく、いつか皆様にもこの場所に来て体験してもらえたらなと願います。