山本周五郎の傑作『赤ひげ診療譚』は、江戸の小石川養生所を舞台にした時代小説である。
“医は仁術”に徹する壮年医師「赤ひげ」に、最初は反発するが、次第に共感していく青年医師の心の変化を描く。
貧しい庶民の現実と向き合い、徒労に見えてもなお信念を曲げない「赤ひげ」の姿に、青年は思う。
「温床でならどんな芽も育つ、氷の中ででも、芽を育てる情熱があってこそ、しんじつ生きがいがあるのではないか」(時代小説文庫)。
病気、事故、不況の嵐、自然災害――生きる道は、苦闘の連続かもしれない。
その過酷さに足をすくわれることもあるだろうが、、、
だが、それでも色あせぬ情熱が真の情熱であり、たとえ倒れても何度でも立ち上がるところに、人間本来の輝きがあると信じたい。
信念は、貫いてこそ信念。
いまの自分、いま歩んでいる1歩1歩、、、
貫く!突き抜けるまでっ!! っと、勇気をだして頑張りたい。今日も1日、、、