デザイナーのジュリアン・フルニー(Julien Fournie)は、オートクチュールブランドのトラント(Trrente)のディレクターを始めとし、約10年間他のメゾンで経験を積んだ後に2009年に自身のブランドを立ち上げた。
今回のコレクションは、セーヌ河をまたぐアレクサンドル3世橋の真下あるクラブのフロアーという、面白いロケーションで行われた。
ランウェイの背後にある巨大なスクリーンに大都市の映像がフラッシュに映し出され、クラブという場所設定ならではのすさまじい音響の中でショーが始まった。
ブラックとゴールドというハードな色彩を中心にした色使いと、パンツルックの多用、そしてモデルのヘアーをショートにまとめることで、全体的にユニセックスともマニッシュともいえるスタイルを打ち出した。
素材には、レザーやサテンなど光沢の美しいものや、コットンやウールにシフォンなど、一つのスタイルに対して多様な生地が用いられ、異素材の組み合わせが印象的なコレクションとなった。
また、洋服の随所にジップが用いられ、アクセサリーを身に着ける代わりにジップで洋服を飾る提案をした。
公式サイト : http://www.julienfournie.com/