胎児はどうやって形作られていくのか
ある細胞が“脳になりたい”と声を上げる。
すると隣の細胞が“だったら僕は心臓の細胞になる”と。
さらに隣は“骨の細胞に”・・・
偶然性に支えられながらも、こうして互いに補い合う役割が
決められていくという。
その過程を、生物学者の福岡伸一氏は“話し合い”と呼んでいる。
仮に、話し合っている最中の細胞の固まりをバラバラにしてみる。
コミュニケーションが取れなくなった細胞たちは自らの役割を見失い、
ほとんどが死に絶えるという
『エッジエフェクト』朝日新聞出版
生命にはあらゆる可能性が存在している。
可能性が発揮できるのは、「関係性のネットワーク」があるからであろう。
それは、細胞レベルの中だけではなく、一個の人間にとっても言える。
励まし合い、意見をぶつけ合う切磋琢磨が、、、
つくっていく・・・
S新聞より