息子のあのエキセントリックな、
わざとらしいほど芝居がかった絶叫シーン。
包丁振り回して
「自殺する!」
じつは、あの場面、身に覚えありすぎのシーンでした。
次男坊が、まだお腹にいた時のこと。
その時、私は、まだ前の夫と離婚する前だった。
二人目の子供を妊娠してつわりに苦しんでいるときに、
前の夫が会社の部下と不倫していることがわかって、
自分の世界がガラガラと大崩壊。
同じころ実家の父は、末期癌で余命宣告を受けていました。
統合失調症も患っていた父に、癌告知ができず、
手術を勧めるも、本人は手術を拒否。
母は度重なる心労と過労で、鬱状態。
まだ幼い長男の手を引いて、病院を往復しながら、
わたしは何度も「死にたい」と考えていました。
ある夜遅く、
久しぶりに帰宅した、前夫(その頃、彼は家にほとんど帰らず、不倫相手のところに入り浸っていたようです)と
緊迫した話し合い。
わたしも、いろいろなストレスから
頭は円形脱毛症になるし、
自律神経失調症はでるし、
ほとんど眠れず、寝ても悪夢にうなされて、の毎日で
頭おかしくなりかけてたんでしょうね。
夫に怒りと悲しみを雪崩のように浴びせかけて
泣きわめきながら、
包丁取り出して、
自分のお腹さして、
おなかの赤ちゃんと一緒に自殺しようとしたのです。
夫の目の前で。
夫に、恨みを晴らすつもりで。
当然ながら、夫、包丁取り上げて、
悪かった、と謝りましたが
口だけなのも十分伝わりました。
思い切り、ひいてました。
その時、本当に、自分のみじめさに打ちのめされました。
自分と子供の命を使おうとした。、
夫に罪悪感持たせようと、ただそれだけのために。
自分とあの女が悪かった、
お前は悪くない。
そういわせたかった。
ただそれだけのために。
そのあと、何度思い出しても、
あの時のことは
ほんとうに、みじめで、
自分が情けない思いで一杯で、
誰にも言えませんでした。
結局、そのあとすったもんだの泥沼の修羅場も経て
それから1年半後に
離婚しました。
離婚に至るまでのさまざまな出来事は数々あったけど
たいていのことは
家族や友達に吐きだしてこれたのですが
この一件だけは、どうしても口に出せませんでした。
もう終わったことだし。
離婚するときには、本心から心の整理がついて
元夫が不倫相手と幸せになってほしい。と思えるようになっていたし
その後、今のダンナと出会い、
再婚して
それから今まで、喜びも悲しみも苦しみもそれなりに味わいながら
常に変わらず
この人と一緒にいられてシアワセ、と
思える毎日を過ごしてきて
すっかりあの時のことはもう
心から消えたつもりでいたのに、、、
あーー、そうきたか・・・ (x_x;)
まだ、いますよ~って、
忘れてやしませんか、あたしのこと!って、
哀しくて、
みじめで、
芝居がかってて、
愛されたくて
悪かった、って言ってほしくて
お前は何も悪くない、って言ってほしくて
許してくれ、って言わせたかった
わたし。
自分の大事な命と
自分よりも大事なくらいの、子供の命まで
ダシに使って。。。
ごめんね
あの日の私。。。
哀しかったよね
みじめだったよね
それくらい、傷ついて、痛くて、悲しみが深かったのに
忘れようとしてたよ
ごめんね
帰ってきてくれてありがとう
おかえり、
あの日の私。