千のナイフ -162ページ目

男達のメロディー/SHOGUN

080729_0004~0001.jpg
日テレの名作ドラマと言えば、自分周りの方々には何はなくとも松田優作主演の【探偵物語】。





…ですが、今回ひねくれ者の僕が推すのは故沖雅也主演【俺たちは天使だ】です!
【探偵物語】の後続番組だったので、どうしても二番煎じの感は拭えない方々も多いかもしれませんが、僕はあのチープで泥臭い感じが【探偵物語】以上に好きです。

本編で度々登場する、『お金が無い!!』ことを理由に登場人物の皆さんが食べるアジの開きを七輪で焼いて食パンに挟む【アジサンド】!!や、沖雅也がブーメランで敵をやっつける所や、そういうむちゃくちゃな感覚は見てて楽しかったなぁ。

その大好きなドラマの主題歌が本作。
ちなみにこのSHOGUNですが、前述の【探偵物語】の主題歌及びエンディング曲も手掛けている日テレの探偵枠(そんな枠あるのか?)では欠かせないバンド。
僕がこの曲を好きな理由は、やっぱり歌詞が凄くイイ!
【都会の片隅で図太くも生き生きと気ままに生活している若者像】【男の粋がった生き様を表現している】そんな例えが頭に浮かびます。
《♪運が悪けりゃ死ぬだけさ~♪》なんてイカれた歌詞も飛び出す本作ですが、ちょっとやそっとのセンスじゃこれだけ上手にメロディーに乗らないでしょ?
ちなみに、『運が悪けりゃ死ぬだけさ』っていうフレーズはドラマ本編の決めゼリフでも使われている(もう1つ使われている決めゼリフは当然『俺たちは…天使だ!!』)けど歌詞を手掛けているのはメンバーではないので、もしかすると、ドラマのコンセプトとして既にあったフレーズを歌詞に落とし込んだものなのかもね。
そして歌のメロディーもあの当時の街の空気感がパッケージされているように感じられてなりません。
しかもちゃんと聴き分けられないけど、多分、演奏にバンジョーが入っています!?そう言えば、以前、【らすてぃっくないと】でロスランのタッカス君がDJでこの曲を回していたっけ!!

私事ですが、僕はド音痴のクセにカラオケに行くとこの曲を100%の率で歌うくらい好きですf^_^;

【edge of chaos】WRENCH/envy/ZAZEN BOYS @ liquid r

☆WRENCH 「drub」 RELEASE PARTY☆


ってなワケで、行ってきました!!WRENCHのレコ発☆
まぁ~しっかし、アレだね…これだけ気分が盛り上がってバッチリ前売りまで買って楽しみにしていたLIVEも久しぶりのような気がしますね。



最初はガラガラだったフロアもいい感じで埋まったところで始まったのがZAZEN BOYS。
実はnumber girlがまだまだbig nameになる前に新宿Jamで観たことはあるんですが、その頃から既にこっちでも(number girlは博多出身だったよね?)固定客がしっかりついていてかなり後ろのお客さんまでバカノリしていましたね。
動員は随分入ってたけど、ソールドアウトにはなってなかったかな?
圧倒的な存在感でステージ上のメンバー同士がサウンド面で激しくぶつかり合ってスパークし、それにお客さんが応えて踊りまくる物凄いLIVEでした。Jamが横にズレるんじゃないか!?ってくらいのある種の【電磁波】がメンバー/楽曲から発せられていたように感じました。
それから程なくして彼らの活躍を様々なメディアで見かけた時には至極納得したものです。

そんな思い出が脳内再生されているうちにLIVEスタート。
口上のような向井氏のMCが終わり、演奏が始まると視線が一瞬ブレる程のとてつもない音圧に容赦なく襲われ、ビビってる間もなく直ぐさま感じた事のないような不思議なグルーヴ感に身体が勝手に反応する!!凄いゼ!!凄いゼ!!凄いズェ~!!!!
4人のメンバーから繰り出される複雑難解なビートは恐らく肉体的にもテクニック的にも究極の域に達していると思われるし、その緻密なタイミングの積み重ねによって産み出されるグルーヴ感はZAZENならではではないか?と。
そこまで複雑なリズムなのにいとも簡単にノレるのは何でだ!?
文系然としたあのルックスからは想像もつかないようなフィジカルな音圧/グルーヴ感…俺を殺す気かいぃ!!ゴルァ~!!と抵抗を試みるも、最後は『もうどうにでもしてぇ~(はーと)』ってな乙女ちっくな感情が芽生えた頃にドSなLIVEは呆気なく終了。
時折挟まれる向井氏のMCにのみ唯一頬が緩んだだけで、後は奴らの狂ったグルーヴについていくので精一杯だった…orz

いろんな意味でもうぐったりッス(T_T)(早いって~のっ!!)

お次はenvy!!
以前BLIND JUSTICEと名乗っていた頃に観ただけで多分初envyだと思う。
音源もそこそこ聴いていたし、スペシャでLIVE映像は観てたからある程度の予備知識はあったけど、これ程までに美しい世界観をサウンドで表現していたのか?とかなりビックリしました。やっぱり生は違いマス!!
表現力/精神性はべらぼうに高いので1曲1曲が1枚の絵みたいに感じましたね。これは音源では感じ得なかった新しい感覚です。
特徴的だったのはオーディエンスみんなが演奏に対して真剣に聴き入り、envyの演奏から必死に何かを感じ取ろうとしている光景が素晴らしかったな。
お客さんもenvyの楽しみ方を知ってるよね?
それにしてもあのラウドなギターサウンドは凄まじかった。そんじょそこらのシューゲイザーバンドじゃかなわないんじゃなかろうか?
ラウドで暴虐の限りを尽くした荒れ狂うギターサウンドの中で、微かに鳴っている美しい旋律が聴けるハズだ。
最早、アートです。


いずれにしても、この2バンドに関してはまた機会があれば観たい!!と思ったし、音源も改めて聴かなきゃ!とも思いました。
素晴らしい!!対バンでした!!



そしてそして、最後はお待ちかねWRENCHの登場。

SHIGEさんの『WRENCH行きま~す!!』でフロア激踊りのLIVEがスタート☆
俺は去年の【渚】からのにわかファンなんでどんな曲をやっているかなんて分からない。それでも全く問題なく楽しめるのは楽曲の完成度の高さからくるものだろう。
あと、スタート時にいきなり沸点までブチ上げておいて、それを最後まで持続させたLIVEの運び方には感服しました。どの曲もいろんなビートが交錯してグルーヴが組み立てられているから飽きないんだよね。もっと聴きたい!!もっと踊りたい!!ってなっちゃう。
もうね、これはその場にいないと分かりずらいと思うけど、日々のイヤなこと全て断ち切ってアホになって踊るしかない楽しさだよ。
実際、スんゲェ楽しそうに狂ったように飛び跳ねてる兄ちゃんもいてさ、そういう人を観ていると何だか嬉しくなるね。
ZAZEN BOYSとenvyとでひと時でも少々内省的になり、頭でっかちになっていた俺には、WRENCHのその場に居るリスナーを問答無用に踊らせるサウンドが非常に気持ち良く感じられました。安心して身を委ねられるというかね。
本当に楽しかったよ☆
まず間違いなくWRENCHはまた観に行くゼ!!そしてアホみたいに踊るゼ!!

兎にも角にも、刺激的な組み合わせで良い一夜になりました。
ありがとう!!

WRENCH/ZAZEN BOYS/envy…のLIVEレポの前に!!

080924_1538~0001.jpg
最近引っ張り出してよく聴いてるのがこのミニアルバム(!?)。
名曲というか、彼らのヒットナンバー【eple】のリミックス集と言うべき作品で全5曲+1PV収録のもの。

数年前CAESERSにドハマりしている時に、静かでグッとくるひんやりとした質感のサウンドを求めていて出会ったのがこのノルウェーのRoyksopp(ロイクソップ)。
ノルウェーなんて云われても俺の貧相な脳みそでは想像もつかない遥か彼方の異国です(しみじみ)。

さて、実は彼らをどういう経緯で知ったのか覚えていないのよf^_^;
でも、兎に角聴いて一発で気に入っちゃったのは鮮明に覚えている。多分、タワレコの視聴機かなんかで聴いたとかだと思うんだよな…なんせパソコンも持っていない俺の情報源なんてその程度っすから。
第一印象としては『その頃の自分の気持ち(気分)に合致したサウンド』というか、『今まさに聴きたいサウンド』とういうか、もうね、このひんやりとしたサウンドが余りにジャストだったんで1も2もなく飛びついたね。
お約束のアナログもすぐに見つかったし♪


さて、冒頭でも書いたけどこの作品は彼らの出世作と言える【eple】のリミックス集ってことで錚々たるメンバーによっていじくりまくられてる。
錚々たるって言っても知ってるのは4曲の内2曲だけ(Fatboy Slim/Black Strobe)なんでお恥ずかしい限りです。中でも特にBlack~は良い仕事してます!!
リミックス集なんで、それぞれがそれぞれの方法論で解体→再構築する様はなかなか面白い。今までどちらかというとリミックスに対しては否定的な意見を持っていた俺でもコレはイケましたね。

が、しかし!!楽曲自体のフレーズがかなり印象的なので、どういじろうと最終的には元曲の良さが際立っちゃう感があります(逆に言えばリミックスしてる方々の腕が良いってとこかな)。
この曲の寂しげで切なくて胸に深く静かに染み込んでいくような電子音で奏でられるフレーズのなんと美しいことか…胸が締め付けられる。
テクノとかエレクトロニカとかって形容詞はすぐ思いつくけど(実際、俺もその系譜で聴いていた)、聴けば聴く程それ以上の素晴らしさを感じずにはいられなくなる、本当に不思議な魅力に溢れた曲。
ゆらゆら体を揺らしても良いし、寒い日にゆっくり聴くのも良いし、深夜にこっそりと静かに聴くのも良いし、いずれにしても独りで静かに聴くとハマりますしオススメです。
仕事で来日公演に行けなかったのがいまだに悔やまれます。



なんて随分感激して聴いては涙していましたが、『この曲に元ネタがあるらしい!?』というまことしやかな情報をキャッチしたんすけど…マヂっすか!?