Cattle Dick/TOK\O $KUNX
Vinyl Japanからリリースされた2枚の12inch EPを1枚のCDにまとめ、未発表曲を1曲追加したスカンクス初のCD作品。
編集盤とはいえそこはスカンクス!ただ既発曲の羅列ではなくちゃんと流れを作ってて流石です!
個人的には一番メンバーに憧れてた編成の時の作品集なので思い入れも半端無くあります。
この頃の島倉さんのシャープなスラップも、チャリオさんのトボケたキャラと細かいギターワークも、カツさんの多国籍な?無国籍な?キャラも歌詞の節回しも、ミヨさんがドロップスのメンバーだっていうだけで無知な俺は激萌えしたもんだし、もうね全てが好きなんだよね。
もちろん後期のカツヤ君の暴走トロッコドッタンバッタン系のスラップとミヨさんのドカドカと足を踏み鳴らすような野蛮なリズムのドラムとの絡みもスカンクスのウエスタンな曲調にピッタリあってて大好きですよ!
そんでやっぱりダビさんの曲によって使い分ける歌い方、歌詞のセンス、ちょっと常識はずれなくらいブッ飛んでてサイコーです。
特に歌詞に関しては【韻を踏む】なんていう上等なもんではなく(褒めてます)、語呂合わせと駄洒落で埋め尽くされててストーリーはあるのか?無いのか?最終的には聴き手のセンスに任される、そんな非常にハイレベルなサイキックバトルを挑まれているのか!?
ダビさん自ら言ってるように『歌詞なんて●●●のオマケ以下』なんだとは思うけれども、実際には日本語英語スペイン語etc.…etc.…を駆使して一見無意味な言葉の羅列のように見せかけてその実ダブルミーニング/トリプルミーニングが仕込まれてる、かなり練り込まれた言葉の仕掛けの数々に絶対に引き込まれるはずです。
『●●●のオマケ以下』と自嘲しつつもスカンクスはリリース物には必ず歌詞カードが付いていることを考えるとダビさんとしては歌詞にも力を入れているし、『ちゃんと歌詞も読んでおけよ』っていうメッセージがあるんだと俺は思う。
じゃなければ歌詞カードなんて付けないよね、校正なんて面倒くさいしさ。
それと忘れてはいけないのは、日本発信の初ジャンル【RUSTIC】を掲げるなんてサイコーを飛び越えて度肝を抜かれたよね。
若手のバンドが【RUSTIC】という日本初のジャンルを掲げて今尚存在し続けているし、スカンクスにヤラレた若人が後を絶たないのも言わずもがなスカンクスにそれだけ強大な魅力があったから。
ちょっと思い出話をしますね。
スカンクスを初めて観たのは旧新宿ロフト。
今のラスティックジャンボリー的なイベントでした。
伝説のNHKの取材が入った例の番組の後だけに緊張感も半端無く、お客さんがピクリとも動かずステージ前にポッカリとスペースが空いたままライブが終了したのがとても印象的。
最後の曲が終わってもシーンとし続けるフロアに向かってカツさんが『終わりー!』って叫んだのも忘れられないな。
その時のダビさんの不敵な笑顔もね。
俺もそれまでHARD COREバンドのライブで目黒の鹿鳴館やら渋谷の旧屋根裏やらで散々投げ飛ばされたり、なんだりかんだりいろいろ喰(くら)っててそれなりにライブハウスでの度胸はあるつもりだったけど初めて観たスカンクス(個人的にはスカフレも含めて)はそれまでの恐い思いとはまるっきり違う恐さだったんだよ。
それはやっぱりスカンクスもスカフレも出がライブハウスじゃなくて、クラブだからだと思います。
ライブハウスとクラブの違いを具体的に示せない(←俺の駄目な所ね)のが悔しいけど、やっぱりそれぞれの雰囲気は違ってたし、客層も当時はそれほど重なっていなかったとも思う。
でもライブハウスもクラブも緊張感はあったなぁ。
去年?一昨年?のスカンクス再結成は良かった!
カツヤ君が出演しなかったのとWood Chuckのキャンセルは悔やまれましたが、何よりもまたスカンクスを生で観られるとは思っていなかったからメチャクチャ嬉しかった。
俺が観たのは2日目のサイコビリーの日。
相変わらず某氏にはナメた態度をとられて『何だかなぁー』って思っていて…(以下略)…、でもライブ本編は凄い仕上がっててビビったもん。
最初はまぁ後ろでゆっくり観ますかね…なんて気分だったのに、ライブが始まっちゃったら自然と身体が動く動くf^_^;
ジタバタ暴れてしまいました(ノ><)ノ
実はこの日はミヨさんのスカンクス別動隊のドロップスが出演とあって、リハーサルから観させてもらっていたんですよ。
そのリハーサルの時からとても緊張感があり、ピリッとしてたんで、そんなのを見せられた後なだけに本番でのリハーサル以上の更に容赦をしない攻撃的なプレイを突き付けられたら…そりゃ…ね?そうなるじゃないですか?
此処で諸々恐かった思い出を思い出してビビってたら何の為に来てんだかわかんないし、何かトラブルに巻き込まれたらそれはその時に対処すればいいだけだし、そういう時の対処の仕方くらい心得ているつもり。
書きながら思い出したけどハマ君がいたバンドって、OLYMPICSだっけ?Bottle Hit Gunmanだっけ?
どっちもカッコ良かったんだよね。
いまのCool Wise Men(ManからMenに戻ったでオッケー?)でのハマ君の活躍を見ると感無量です。
今の若いリスナーに対して思うのは、『過去のバンドの追体験も良いけど今のバンドをちゃんと追いかけて欲しい』ということ。
当時俺も20数年後にこうして回顧録を書くとは思っていなかったし、そんなつもりでバンドを見たりレコードを買ったりしていた訳でもないしさ。
ただ沢山のHARD CORE PUNKのバンドとスカフレ、スカンクスを観て『何かが始まってんぞ!見逃してたまるか!』ってな気持ちで振り落とされないように必死でかじりついていました。
伝説なんかになる前にちゃんと観て聴いておかないと後悔するよ。もっとも何が伝説になるかなんてわかんないけどさ。
って言うか【伝説】なんてワードは俺にとっては本当に下らない事。
話が逸れたけど、ずっと思っているのはまたスカンクス観たいんですよね。
いや、マヂで!!!
