昔々の話し… | 千のナイフ

昔々の話し…

特にどうという事ではないんだけどちょっと思い出したんで残しておきたくて少し思出話を。





もう20年以上昔の話しだけど、イカ天でホコ天が盛り上がる前は毎週のようにフリーのライブがあって、凶悪狂人団や少女人形、胎児などのノイズ/アバンギャルド系、ShuffleやALEXのN.S.BOOT BOYS、ニューロティカやらハイドラ、I.B.Singerのネオファミリー、アメハーのSICとその周辺のスケーター達、そしてテーゼや腕白ジャンキーズなんかのポリティカル系とか、ホントに沢山のいろんなバンドを観られた幸せな時代でした。
あの場があったから自分は音楽の嗜好が雑食になったんだろうなぁ。
当時は小粒だけど(失礼しましたm(_ _)m)良いバンドが沢山居たよね。
菊とか、16tonsがまだ普通のバンド形態で《野牛》って名乗ってた人がヴォーカルだった頃だったり、グレートリッチーズもブルーハーツも観たな。
ミニコミも真摯にレポートしてたし、みんな真剣にやってた。今は真剣じゃないとかいう意味ではなくて、当時はお互いに切磋琢磨し合って影響を受け合って…っていうね。
個人的には【菊】が忘れられない。
ヴォーカルの方は小柄なのに毎回喉から血が出るんじゃないか?ってくらいのシャウトと、血管ブチ切れそうながむしゃらなステージアクションでさ、今で例えるなら【銀杏BOYZ】が近いかもね。
サウンドは…例えようがない独特の性急なパンクロックで、でも無理矢理例えるなら…《45回転のルースターズ》?って感じ。
歌詞は割と(重ね重ね失礼m(_ _)m)文学的で、都会での孤独感とか疎外感とかがテーマだったように思います。
その【菊】のホコ天ライブで、ヴォーカルの方が、間奏中に『敵はあっちだ!あそこに敵がいる!』ってNHKの方を指差して超絶キレてたのが忘れられない。胸アツ!
【Road Side Rockers】ってイベントが定期的にあったし、爆裂トシ子さん仕切りの時もあったし、ホントにいろんな人達がいろんなバンドをいろんな形で紹介(ブッキング)してくれてて、気に入ればライブハウスに観に行ったり音源買ったりしてました。


ちょっと話しが逸れたけど、当時のホコ天は『お祭り騒ぎ』なだけではない、いわゆるポリティカルなライブも頻繁にあって、俺が覚えているのは【国家秘密法反対GIG】ってやつ。
あの頃国家秘密法が通りそうになってて(結局その後にスパイ防止法とか名前を変えて提出され…)それに反対するライブだったわけなんだけど、●●の人が来てて皆で『帰れコール』をして帰らせたり(すいません)、地面に貼り付けたでっかい日の丸に火をつけて燃やしたり(ごめんなさい)、幼稚なようでいてかなり真剣に国家とか権力とかにどう立ち向かうのか?みたいなテーマは常に考えていたように思い出されます。
ただ、自分の未熟さ故に『主義主張よりも…もっと言えばポリティカルな事(歌詞や活動)よりも音楽を純粋に楽しみたい!』って考えるようになり、段々とポリティカルな活動やソレを全面に押し出すようなバンドやライブからは足が遠のいていったんだよね。
ただ、気持ちはいつまでも変わらなかったな。
鋲ジャンの鋲の数や、ピアスの数、トロージャンの高さ、刺青の数…(一部当時かなりの話題になったHoney Deep Wetの執筆よりパクリ)を競う気は全くなくて、純粋にいろんなバンドに触れていろんな考え方に触発されてパンクである外見よりも、俺は音楽(レコード、ライブ)に興味の比重を置いたワケです。
今になってその選択の答えが出始めていますが、自分の音楽人生が正しかったかどうかは甚だ疑問です。
その答えは必ずしも正しくはなく、間違えた方向に舵をきってしまった時もありましたし、それはもう消せませんから。
要するに発信するべきではない人間(俺)が何らかの価値観を発信してしまったところに問題があります。
何にせよ間違いだらけ、失敗だらけ、の音楽人生です。
しまいにはアイドルグループにうつつをぬかすようになってしまったし。
勿論、アイドルグループを下に見ているワケではないです!
アイドルグループはへたなバンドマンより数億倍苦労していますし、悩んでいますし、練習していますしね。

…って段々グチになってきたんでこのへんでやめときますf^_^;