ある日の朝、9時15分浜田山発の杉丸(バス)で阿佐ヶ谷へ。
向かった先はパルコ。無論デパートではない。パチンコだ。
たまには朝から攻めてみるのも良いだろうと期待に胸を躍らせた。
着くとまだ9時35分。開店を待つ人の数も少ない。そのパルコの隣にはオーシャンという別のパチンコ店がある。そちらもイベントだが、そちらのメインはスロットのようだ。程なくしてスロット打ちらしき人々がオーシャンの前に集まった。
そして10時きっかりに扉が開かれる。俺は前から3番目。俺の前を行くのは言わずと知れた孤高の博打打ち、梁山泊☆百式。通称、式。
店に入り「中森明菜」と「電車でGO2」の並ぶ通路に向う。
一瞬の逡巡後、初体験の電GOへ。
打ち始めてすぐ単発を引き。時短後止め。パルコは玉を持ったままの台移動が出来なかったので一度清算。1182発。
次にエヴァ2。式がすでに打っていた。俺も何台か試しつつ、式の右側席を一つ挟んで座った。
少しばかり回したところで、いきなりモニター横にある初号機のオブジェが吼えた。
暴走モード突入。
すると式が恨めしそうな顔をして言う、「ずるい~w」
確かにずるい。暴走モードということは確変中と同じ状態。
それ故、すぐに大当たり。確変GET。
そのまま確変を引き続けられるかと思っていたが、次の当たりは単発。その次も単発。
時短後、回らなくなったので止め。そして清算。4449発。
この時点で自分のブチヅキに気づく。
これを生かさない手はないなと超海へ。
何台か空きがある。ひとまず適当に座る。しかし回るようで回らない。
そこで席を移ることに。周りを見渡すと隣に未だ誰も座った痕跡のない台がある。
俺運は良い方だから。
そう自分に言い聞かせてその台に移り玉を流し始める。
すると意外にもよく回る。当たりを引くまでの平均27/1k。
そして6k目で大当たり。単発だったが時短中に確変を引く。
そのまま5連チャン。
その後回転数が落ちてきたので、止めて清算。7347発。
総玉数12978発
交換→47000G
総投資11000G
総収支+36000G
ひとまず昼食を取って、あまり気乗りしなかったが式の希望もあり隣の店オーシャンへ。
冬ソナから攻める。回らない。-3k。
エヴァ2。もっと回らない。-7k。
超海。もはやギャグだ。-2k。
二人共に回らないまま金だけが減った。
総投資-12000G
総収支+24000G
やっぱり3G交換の店は朝からじっくり攻めないとなぁ。
良い席も空いてなかったし。
店を出たあと、気落ちする前に阿佐ヶ谷に別れをつげ、一路吉祥寺へ。
向かうところは当然ホーム。パラッツォウェスト。
貯玉が1020玉あったのでそれで大海を回す。
140玉500Gの計算だ。
しかし引けず仕舞い。俺も引きが弱くなったもんだ。
またすぐ店を出る。時刻は3時になろうとしていた。
投資3500G
総収支+20500G
時間的にもどうするか悩みどころだった。
ひとまず近くの店で香水を買った。さらに店頭に置いてあるサングラスを付けてみたりして、次の研究会の時にみずやんとぶらんきをひよらすべきか。そんなことを考えていた。
しかしやはりこの日は一日パチンコしかない。
そういう結論に至った俺たちはアムディへ足を運んだ。
アムディ、訪れるのは二度目だが打つのは無論初めて。
1階の海コーナーは少し混んでいたように思えた。ので2階へ。
俺は打ったことのない台を打ちたかった。
するとインディージョーンズを発見。だが式は無いなと言う。
大当たり確率の問題らしい。
仕方なくエヴァ1へ。
古いようで懐かしい台だ。
俺が中途半端に回る台に座り、そこそこ投資した頃、蝶のように台と台とを転々と移動していた式がいきなり暴走モードを引く。
ずるい。
俺にパルコで暴走モードを引かれたときの式の気持ちがよく分かる瞬間だった。
そのままエヴァを回す俺。しかし当たらない。
この溜まりに溜まったフラストレーションを晴らすために違う台を打つことに。
後ろを見るとそこには宇宙戦艦ヤマト2が並ぶ。
その角台を覗いてみると何やら良さそうな気配。心なしかヘソの釘が開いて見えた。
早速座り玉を流す。
案の定よく回る。
こりゃいいのひいちまったな。
そんなことを思いながらしばらく続けていた。
3k程入れたところで違和感に気づく。
なかなか良いリーチがかからない。というより当たる素振りが全く見えないのだ。
ふと上を見上げると、説明表が貼ってある。
大当たり確率 1/496,5 およそ500分の1。
テラ低い。
でもこの回転数ならばいずれ当たりを引くのは時間の問題だろうと思った。
数分後、鉄板なスッテプアップ予告が現れ、さらに期待度の高いガイラーが画面上に表示された。
スーパーリーチ確定。ワープリーチに入る。
シュオワン シュオワン シュオワン… ブーーーーーン…
(当たるのか、当たるのかぁ!?)
ジャキン。
あ。
はずれた。
ええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?
なぜ!?
あんなに鉄板そうだったのに。
ふむ。
こうなったら男として、いちプロとして引くわけにはいかない。
斜め後ろにいる確変継続中の式からドル箱を一箱6500Gで買い、打ち続けた。
それから…
俺は一体どれぐらい打ったのだろう。
式から買った箱の数は4箱に達していた。
始めたとき204だった回転数も900を越えている。
さらに日も落ちあたりは暗くなりつつあった。
式はあれからも増え続けたようで阿佐ヶ谷での出費を充分に補填できたようだ。
俺はというと…結局当たりを引くことが出来ないまま、自分で決めた終了ラインに到達してしまった。
ここでいう終了ラインとは、それまでに当たりを引かなければ、閉店前に負け分を取り戻せないというある種の限界点のことだ。
これによりアムディにおける投資36000G
ここまでの収支+20500G
前回までの収支+13000G
合算すると、総収支-2500G
くっ…また振り出しにもどっちまった。
後悔はしてないが自分が情けない。
なぜ引けなかったのだろう。たかだか500分の1。
ヤマト…いつかリベンジしてやる。
このままでは終わらせない。絶対に。