毎年恒例~というmona recordの"お正月だよ!お餅つきだよ!全員集合!(LIVE付き)"へ行ってきたで~。やっぱ、正月は餅つきでしょう。はるのまいや吉村かおりを見にDUOに行くか悩んだけど、餅とMamiちゃんに今日は軍配。
少し早く下北沢に着いたので、駅のいつもと反対側を散策。変わったなあ。昔、無かった店が沢山あり、オシャレな雰囲気。知らなかったぜ。また、今度遊びにこよう。
さて、三階のmonaまで登り、扉を開けるとびっくり。そこはブルーシートが敷かれた餅つき会場。ちょっと見た事がない大きさの臼が、でーんと鎮座し、大小の杵が五本。横の机の上にはきな粉、小豆、大根おろし、ノリなどが用意され準備万端。よっしゃ~。
この臼と杵、さらに餅米を蒸すセイロなど一式は世田谷の小泉農園さんからお借りしたとか。しかし、ゆうに100kgを越しそうな巨大な臼、よく運び上げたなあ。オーナー行達也さま、ご苦労様です。
ちなみに、小泉農園は2番手で登場するバンド「テルイーダ」の照井勇一郎が、時折働きに行ってるという縁。今日は農園の娘さんも橙色の訪問着でいらしており、正月気分盛り上げに一役。さあ、そしてライブ前にまず大餅つき大会だ!
まずは、蒸し上がった餅米を臼に入れ、小さい杵でつぶしていく。つき手はオーナーや照井さんら。
餅米の粒がつぶれ、粘りが出てまとまってきた所で、大きい杵に持ち替えて、「よいしょ~っ」と掛け声かけながら本撞き。お客さんが周りに集まり、写真撮りまくり(笑)ペッタンペッタン数分つくころには、きれいなモチ肌に。女性客の「あんな肌になりたい」という嘆息に爆笑。
撞きあがった餅を一口サイズに分ける側から、紙皿にもらい、めいめいがきな粉や大根おろし、磯部にして頬ばる。美味~(^O^)柔らかくて、弾力があって、やはりつきたては最高だ。
腹を満たしたところで、ライブTime。まず登場したのは、今もっとも幸せな様子の「ARCO」。柔らかく、春風のような優しさと、陽光のようなPOPさ。ホンワカするなあ。
1)優しい心
2)僕ら
3)朝のメロディ
4)冬の雪の歌
5)未来図
スタンドマイクで、monaオーナーのゆきさんがキーボード、お客さんできてたミュージシャンも入りコーラス&リコーダー。素敵な雰囲気。
そして、ラストの曲前MCで左手を高々とあげて「実は私、今週末に結婚しま~す。これが独身ラストライブです!」と報告。どよめき、そして暖かい拍手。おめでとう!そのときの彼女の誇らしげで、幸せ一杯の表情ったら。こっちもハッピーな気分になりますね。
そんな素敵な報告で盛り上がったところで、第二回大餅つき大会。今度はお客さんが、ペッタンペッタン。僕もつかせて頂きました。そして、自分でついた餅がまた格別!
新しく出てきた胡麻味噌つけると、これがまた美味~。ビールが進む。大根おろしに梅酢合わせたのも、餅に合う!なんと、この味噌と梅酢は、テルイーダ手製だとか?ミュージシャン?
結局、みながお替わりしても、餅が余ってしまい、時間も押してたので第三回大会はこの日は見送り。翌日にまたやるって。明日のmonoはハモハモだ。このライブも見ものだよ。餅とハモハモに興味持たれた方は是非、下北沢へ(笑)
五個も餅食べたら、もう満腹。来る前に晩飯も食べてたしね。またまた太るな~。ヤバイ!
ここで「テルイーダ」登場だ。アコギ&ボーカル、カホン&ボーカル、サックスという特徴的なスリーピースバンド。そして彼らの個性を決定付けているのが、ボーカルの照井勇一郎だ。
素朴で、頑健そうな大きな体といかつい顔を持ち、まさに百姓然とした好漢。驚くべきはそのハイトーンな声。ゆきさんが指摘したように、忌野清志郎のようなスピリッツを持ち、その音楽で「たま」のような独特の世界観を描き出す。有機と男気のアーティストだ(笑)
歌った曲名はほとんど分からないので、印象的だったフレーズを並べると、
1)お父さんなんだから、お母さんにキスしよう
2)スーパーソウルソング
3)冒険者たち(佐野元春カバー)
4)ラッタッタ流れ星
5)おんぼろマーチ、エグザ君
素朴そうだけど独特な感覚が伝わってこない?これは癖になりそう。ただ彼らは音源作ってない。その代わり物販席で、無添加無農薬の味噌と梅酢を売っている(笑)虚飾と対岸に位置する彼らは、いまこそ見詰め直すべき原点なのかもしれない。
さあ、そして本日の目当てのMamiちゃんの出番だ。本日はmonaの鏡開き的なイベントであり、そのトリはオーナー行氏自らが率いるバンドが相応しい。その名もLita Lita & Cult Jam。
その名の由来はたぶん、Lisa Lisa&Cult Jamという1985年に米国でデビューした実在のR&B/Dance Musicグループ。全米チャートで何度も1位をとっており、ジャネット・ジャクソンをスイートにした感じのLisa Lisaをフィーチャーしている。
そして、Lita Litaのボーカルを務めるのがMami。ソロでも活動している有望な女性シンガーソングライターだ。なぜ彼女がLita Litaのボーカルなのか聞かなかったけど、彼女の声は、確かにLisa Lisaに似ている。それに加えて、Mamiちゃんのボーカルがはまった時、しびれるようなソウルを感じる。R&Bのグルーブも作れる才能なのだ。見た感じはノホホンとしてるけどね(笑)
そのLita Litaの楽曲は全て行氏が作っているとのこと。そして、曲にちゃんとタイトルがついていないものが多いらしい。そのため、ステージ上で次何やるんだっけ?みたいな会話が交わされる。しまいには、PAさんに聞く始末(笑)
なのでセットリストとしては、はなはだ不確かなのだが、歌ったのはこんな感じ。
1)ドリフター
2)くらしのメガネ
3)Motown
4)舟歌
5)?
6)James Taylorをイメージした曲(w)
舟歌は、ご存じど演歌、八代亜紀の名曲です。行さんが、やはり年末年始は演歌でしょう、と自ら熱唱してこけた(笑)「やっぱり、思いつきでやっちゃいかんね」とは敗戦の弁。どうせなら、Mamiちゃんに演歌を歌わせたら面白かったのだが。
でも最後に歌った曲は名曲だぜ。まずタイトルを決めて(そこからかw)、音源化して欲しいなあ。
正月はやっぱり餅つきだよねー。ああ、今夜は楽しかった。