10/10/24 ヒグチアイ 下田歌織 @渋谷ソングライン | 音楽偏遊

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調度空いた時間(1430~)に、調度よい場所(渋谷)でヒグチアイがライブ。これは行かねば、とソングラインへ。

相変わらずのソウルフル&パワフルボイスに、がつーんと衝撃受ける。ピアノ弾き語り歌手は数多いるけれど、室内でも立って弾く歌手といえば、ヒグチアイか近藤夏子。しかし、近藤夏子は僕には軽過ぎ。それに比べヒグチアイの腰の入って重たい歌声の心に響くこと。

曇天、昼下りの渋谷。いつもはカーテンに遮られている壁全面ガラス張りの窓が、この日はそのまま。2階のソングラインからは外の街並みや歩行者の姿がまる映り。まるで渋谷の真ん中に浮くガラス張りの音空間だ。そんな浮遊感のなかで、今日もヒグチアイの声は響き渡った。

相変わらずの強く太い声が、1曲目から、うねる波のように訴えかけてくる。

歌ったのは、
1)jellyfish
2)
3)ポケット
4)本物と正直
5)おとな
6)永遠のウォーカー
7)スターゲイズ

本日のベストはやはり代表曲といえる「永遠のウォーカー」だが、この日初めて聞いた「本物と正直」が結構はまりそう。甘えさせてくれなくても良い、本物と正直をくれれば、という女心について、色々と浮かぶなあ。また聞きたし。


さて、ヒグチアイの前に歌ったのが下田歌織。ハスキーな声で、頼りなげに「私はここにいるよ」「I stand here」と繰り返すフレーズが印象的。曲や歌い方は笹生実久に似ているが、ちょっと暗いし、元気がない。もっとオーラが出てくると良いのだが、本人が今日はテンション下がり気味とMC。

でも、最後に歌った彼女の決意のうた「いま」はなかなか良かった。「音符私はここで歌ってるんだよ」と繰り返し、自分の存在を訴える。痛く悲しく、応援したくなる曲だった。


さて、今夜は江古田マーキーで、拝郷メイコ&大石由梨香ツーマン、高田馬場天窓コンフォートで川崎萌&木下直子ツーマン。確かに悩ましい選択。

しかし、天窓組ゲストに鎌田純子といわさききょうこが来るので、こちらに軍配か。もし、江古田に由梨香嬢の盟友でメイコの天敵、玉城ちはるが参戦するようだと、またまた悩ましいことになってたが、それはあり得ず。ちはる嬢は今宵、広島だからね。

そして僕は今夜、仕事だダウン