東新宿の見田村千晴ワンマンか恵比寿のいいくぼさおりからはしごできないか時間調べたのだが難しい。諦めて開演からミルキーウェーに来たら、一番手のMamiがなかなか良い。
ギターのサポートを得て、ボーカル専念。見た目は戸城佳南江をのほほんとした感じ、音楽はHarmonick HammockとMiyuMiyuの間ぐらい(例えがわかりづらくスマン)。優しく穏やかで、センスの良い歌い方でとても聞かせる。ちょっとツボかも。
あ、iTune見ていて気付いたが、Mamiはアルファベット順でも、ハモハモとミユミユの間だなあ。他にクリムゾンやジミー・クリフも間に(笑)共通項は…あるわけないね。どうでも良い話で失礼。
彼女は特に声がきれいで、音感がよく、様々な表現方法を知っている。引き出しが多そうで、歌に説得力がある。音程もしっかりしていて、安心して聞けるクオリティの高さだ。こうして歌い始めてまだ4年と話してたが、いったいどんな畑から出てきたのか、とても興味あるね。
月2回くらい、下北沢や渋谷のcafeなどでライブしているという。その時々で別名のバンドだったりするらしい。バンド名聞いたが、長くて不覚にも覚えてない、すんません。音楽もポップスだけでなく、ロックやラップみたいな分野までカバー。オリジナルで曲も作ってるという。それをこなしてしまう歌唱力とセンスは、十分きょうのステージで感じた。
これが上野まなだったら、様々なジャンルの音楽やるのは、不器用で苦労しそう。現在のボサノバ・サンバ路線も、まだフィットしきれてないしね。もっとも彼女の良さは、明るさであり、アイドルとして自身を偶像化する努力にあるから、それはそれで良いのだが。しっかり、この日も20人位の客を呼び、強い集客力を見せてた。だから、アイドル系だけど、トリを努める。一つの道だね。
話は戻ってMamiだが、歌を始めるきっかけというのが面白い。4年前にアルバムを出すことになり、それから歌うことになったという。って?順番が逆のような。
いきなり、アルバムを作るところから歌い始める状況って想像つかないなあ。説明するとややこしいようで、MCでは事実だけしか話さなかったので真相は謎ですが。。
しかし、一つ確かなのは、そのアルバム「Life」の時点で、彼女の歌唱力は、現在ライブで歌ってる多くの若いインディーズアーティストより上ということ。聞いて驚いた。いったい何者だ?これは、彼女のライブ、また聞きにいかねばと思った。
さて、目当ての神山みさはどうだったか。一言でいうなら圧巻

その点では上野まなは頑張ってるし、この日ワンマンだって見田村千晴も実力派だけど魅せる。みさちゃんと同世代なら、拝郷メイコやあずままどかには可愛らしさがあるが、みさちゃんは強さや求道者のようなストイックさが魅力かな。その歌には、慈愛がある。
この日のセットリストはこんな感じ。
1)北の国
2)流星
3)一日一生
4)レース
5)カタチのないもの
6)また会う日まで
ちなみに全部オリジナル。久し振りにライブで「また会う日まで」を聞いた。彼女は多分、旅先でよく歌ってるだろうけど、意外と東京では大きいライブや特別なイベントの時以外で歌うこと少ない曲かも。
1)の選曲は前の日まで北海道にいてライブしてたから。作ったのは随分昔に、やはり北海道へ行った時だったと思う。
この日の圧巻は、何といっても「カタチのないもの」。まあ、彼女の代表曲でいつ聞いても感動ものなのですが、今日はライブハウスの音響の響きが良く(良すぎか、笑)、大熱唱したこの曲がビンビン響いてきた。涙でそうだった。
そんなアコースティックのライブにしては、音が大き過ぎるなか、最後の曲の最終盤では自らマイクを外し肉声で力強く客席へ歌いかけた。PAなくても、しっかり透る強さとメッセージが彼女の声にあり、この日のライブで音声的には、ほぼアンプラグのこのシーンが一番印象深かった。