10/8/19 笹生実久 戸城佳南江 @SACT | 音楽偏遊

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最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

急いだらBAR330開店より、かなり早く着いた。願ったり。戸城佳南江ちゃんがまだ歌ってる!ラッキー。

ラストの「あいのうた」とアンコールの「優しい嘘」を聞けた。彼女の声質好きだなあ。優しく、甘く、やや酸っぱく、ちょっぴり届かない高嶺の花。そう、初恋のカルピス味かな。

iPodには15GB分の音楽入れてるが、聞いてる回数では彼女がいつも上位にいる。なぜか元気が欲しい時、聞きたくなるんだな。間に合わなかったが、この日も歌ってた「四つ葉のクローバー」や「スピロデザイン」はお気に入りだ。

ステージは、最近ノマドなどでやっている村田君のギター伴奏で、自らはピアノを弾かず歌に専念するスタイル。すると、何故か佳南江ちゃんがSっぽいキャラになる。村田君をいじりたくなる様子。「僕はブタなの!?」。2人の掛け合いが楽しい。


さて、入れ替わりでBAR330の時間に。いつものように、ふと気付くと公開リハ始めている笹生実久が暗いステージにいる。といっても客席目の前だから、アンプラグドライブのような生音、生声が楽しめる。来店客の特典なり。

BAR330はUst中継してるから、ネットでも見れるけど、やはり店の方が楽しいね。実久ちゃんも、ライブのように構えず、自然体でホゲホゲやってる(ホゲホゲはSHUUBIの月曜夜のUst番組タイトル?いや辻っこの口癖か?)。とにかく素なのです。

気さくに彼女から客に「ねえ、そうだよね」とか語りかけ、すかさずお客さんが返事を返すなど、ほとんど一緒に飲んでる感じ。普通に会話が飛び交う。BAR330は「開店」が22時と遅く、しかも「会員制」(誰でも入会できるけど)なので自ずと集まる客も近隣に住む常連中心。5~20人程度の客を前に、マスターの彼女が時折歌を挟みながら、もてなすという趣旨。和やかだ。

毎回、缶詰め使った特別メニューがあり、この日はコーンビーフ。うまいよね。数量限定なので入店したらすぐ注文しよう。僕は食べ損ねてしまったよ。

BAR330見ていると、笹生実久は歌もルックスも雰囲気も素敵なのだが、何よりその飾らない性格が魅力だなと思う。すぐ打ち解けて話せる親しみやすさがある。逆に少し心配になる位だ。そんな脆そうな一面もある。

この日は、Ust放送がうまくいかなかった様子。ネットで見ようとしたファンの皆様、残念でした。

ちなみに演奏した曲は、BAR330限定でこの日発売した「水の中」と作成中で今、はまってるという一曲。曲名は未定のようだが、ハローに似ていて、「It's my way~」というリフレインが格好良い。しかし、時間無くなったためか、リハで歌ってたハローやらなかったな。

先日の月見るライブで初披露?した「水の中」のCDを購入した客には、ジャケ写を大きくしたポスターの特典付き。またバーらしく、オリジナルのショトグラスも発売されました。こちらはすぐ売りきれたみたい。

「水の中」。ただ眠っている無色透明な私。あなたが望む色に、きれいになれるかな、これから。「揺れたのは」に雰囲気が似てる。一つの情景を切り取って、ことのはにのせる俳句のようでもある。