こないだW杯の試合後に初めて見て、そのすぐ後にhinacoが出るという案内があったので、抽選に応募していた。スタジオでディレクターが話していたが案の定、W杯効果で前回放送の視聴率はそれまでの5倍に跳ね上がったとか。それだけに今回その視聴率の落ち込みをどこまで抑えられるか、関係者も力が入るところだね。
さて、今回の収録の出演者は、hinacoのほかに、上木彩矢、近藤夏子、LonelyD、ナオト・インティラミ、井上ジョーの6組だ。司会進行はベッキー。生ベッキーが登場すると、200人程度の観覧者の7~8割が若い女性だったが、一斉に「カワイイ

スタジオは入って右手がトークコーナー、左手にライブのステージがあり、観覧客は1組ごとにまずベッキーと出演者のトークを見て、それが終わるとその場で180度半転してライブを見る。これを7回(ベッキーもライブしたからね)繰り返す。
まずベッキーの新曲ライブから。曲にはあまり惹かれなかったが、ベッキーは輝いてる。さすがスター、魅力ある。ミニのワンピで足が出てるが客席からは「足がきれい」との声も。同感。
続いてトークコーナーに移り、最初のゲスト、上木彩矢を呼び込む。上から下までレザーのハードロックスタイル。かなり美形。ライブ前日はビール、焼酎、ワイン、日本酒、締めはウイスキーと毎回たくさん飲んでる。休日はずっと煙草の煙に包まれてパチンコしてる――などなど、ぶっちゃけ。ポーズなのかね、やさぐれてる。
最近、私の真似して、上から下まで革できめてる女の子が増えていて嬉しい、と。まあ、ロックファッションは革と1970年代には定着してますが、さらに上木と同じブランドのシャツなど着てるらしい。
歌は当然、わりとハードなロックな「revolver」。上手かったし、魅力もあるね。
2番手登場は一転して可愛らしい近藤夏子。黄色い浴衣姿。「日本の夏、夏子の夏」で今夏は浴衣で出まくるらしい。「3年前にカットモデルでばっさり長髪を切り、おかっぱボブにしてから運気が巡ってきたから、この髪型変えられないの」「歌の歌詞は実体験」…。
演奏スタイルはスタンディングで、グランド

3番手はLonelyD。兵庫出身の男3人組。デビューしたばかり。ボーカルがちょっとセクシー。人気でるかもな。ただ演奏はだだっ広いスタジオに音が拡散してしまい、迫力がない。多分、マイクで拾った音を編集するテレビでは、迫力あるサウンドだろう。観覧客は、音については我慢だな。
4番手がナオト・インティラミ。この男、おもしろい。タイプでいえば、サッカーのゴン中山か。本人も大のサッカー好きで、一緒にボール蹴ってたミスチルの桜井に気に入られ、ミスチルライブでコーラスやっていた事から、メジャーへの道が拓けたという。
歌も人格を表していて、楽しい。このキャラはきっと様々な番組などで今後、出番を得ていくことでしょう。
さあ、そして待ちに待ったhinaco。ニコニコ顔で登場。テレビ局に来たのも6月2日のメジャーデビューから2度目。個人で控室を割り当てられたのは始めて、MAXさんの控室があって感激、などなどミーハー。たぶん、本日出演の6組の中で1番素人っぽい感じ。すぐ慣れるだろうけど、素人らしい感覚は大切にしていて欲しいね。
この日は、ベッキーがすべての出演者に「人生のターニングポイント」を尋ねており、hinacoの回答はかねてから公表している、就職活動が始まった大学3年時に階段から転げ落ちて九死に一生を得た話。それまで歌うか就職するか悩んでいたが、意識を失い、腕を折り、病院で目覚めた時に、明日死んでいるかもしれない人生だから、今できることを全力でやろうと、歌手になる決意を固めたという。
歌は「泣き顔スマイル」に続く、もうすぐ発売のセカンドシングル「101年後」。歌唱力あるねえ。難しい曲だけど、よく表現しているなあと感心。これから歌い込んで、さらに磨きかければ、心に響く1曲になりそうだね。
デビューの「泣き顔スマイル」は素晴らしい完成度で、主題歌となったドラマ「マザー」を見ていなくても、泣かずにいられない名曲になった。今後の曲にも期待してます。
何より、彼女が元気そうで良かった。最近、生の彼女を見ていなかったからね。
ラストは井上ジョー。ロサンジェルスで生まれ育ち、LAから日本のレコード会社にデモテープを送り認められたという若者。なかなか格好良いよ。日本人だけど、感性がアメリカ人なんだろうな。歌は戸川純かと思わせる変化球を投げてきた。おもしろい存在になるかも。
しかし、収録は3時間以上立ちっぱなし。空腹と疲労と睡眠不足がたたって、さすがに最後はしんどかったなあ。