この日の天窓3階は男性ギター弾き語りが3組登場した後に、天窓初登場で渋谷めぐみをトリにすえるというブッキングの英断で、アンコールもあり、大いに盛り上がりました。
そりゃあ、渋谷めぐみの集客力はこの4組ではダントツだったし、編成も他が1人で弾き語りスタイルだったのに対し、ギター、ピアノ、フルートの3人を従える構成。しかも、男性陣がフォークやボサ調の曲調の一方、彼女だけロックが多い曲目(アコースティックですが)。歌の実力も十分あるし、トリは自然。ただ3番手に歌った堺雅人似のスワンダイブみたいなアーティスト名の彼は、とっても魅力的なボーカルで、彼の活動拠点の名古屋だったらまた順番も違ったことでしょう。
さて、彼女のセットリストは以下。
1)東京
2)秘密
3)涙
4)Day After Day
5)ユメオチ
6)Deep
en. きせき
サポートはアコギに高田さん、フルートなみちゃん、pf.ヨッシーというシブメグ音楽をよく分かってるレギュラーメンバー。しかも、今宵の選曲は、あえてアコースティックな持ち歌を2曲に留め(アンコールはバラードでしたが)、他の曲はロック調にするという天窓では型破り?な選曲。そうしたら面白いと当ブログでも書きましたが、その通りで個人的にはラッキー

そのアップテンポの曲の数々。通常はパーカッションが引っ張る所を、今夜はなみちゃんがフルート

それを繊細かつ失踪感あふれるタッチでアップライトピアノを操るヨッシーが盛り上げ、熟練のギタリスト高田さんがガットを刻み、アコースティックなのにノレる演奏(くどい?)に。そこにハスキーながらパワフルでエモーショナルな渋谷めぐみのボーカルがのって、思いのほか素晴らしい演奏に。
実は彼女、2週間前に転んでヒビ入れた肋骨が治ってない上に、風邪をひいて声はかすれ気味。いつものパワフルさや、突き通るようなボーカルは本領発揮とはいえない状態。まあ、健康管理は自覚の問題ともいえますが、それでもあれだけ歌えるとはさすが。初めて聞いた人にベストを聞かせてあげられなかったのは残念ですが、十分乗れました。
特に4曲目辺りから、徐々に声も出てきた。通常はドラムが入りエレキなロックバンドで演奏するとガンガンいける最後の2曲も、サポート3人の好演で激しいアコースティックな曲に。
相変わらずトークは苦手で、話し始めると変な間ができて、笑いをとってしまう。最後も何となくステージを終わらせてしまうから、アンコールの手拍子に移行していいのだろうか?みたいな客席。それでもみな期待を込めて手を叩く。アンコールはしっとりと定番のバラード「奇跡」(グリーンではなくオリジナルね)。奇跡は夢を追い求めるシンガーの歌なのですが、ラストの

ライブ後に、ビール党の彼女となみちゃんらが、打ち上げでもつ鍋を前に大いに盛り上がったのは、間違いないだろう。なみちゃんブログをチェック

渋谷めぐみは、天窓に7月と8月にも出演するみたい。東京方面で、まだ渋谷めぐみを聞いたこと無い方は要チェックですよ。
追記)天窓に向かう前、新宿駅前で柊奈緒ちゃんの路上ライブをチェック。小さい体でキーボード&スピーカーなどの機材一式を1人で運び、こうして東京と山形で路上繰り返し、お客さんを開拓している。歌も良かったよ。
本当は最後まで聞こうかと思ってたのですが、寒くなってきてライブハウスへ移動。奈緒ちゃんや他の路上アーティストさんたちに比べ軟弱ものです


ちなみに渋谷めぐみも来週金曜夜は六本木EDGEでライブ。いいくぼさおりワンマンも代官山晴れ豆であるなあ