10/2/23 斎藤さっこ 石山エリ@池袋鈴ん小屋 | 音楽偏遊

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最近見たライブや気になるアーティスト、気に入った店や場所など偏った嗜好で紹介してまいります。アーティストさんへの言及などは、あくまで私個人の見解であり、特に中傷や攻撃を意図したものではないこと、ご了解下さい。

iPodを使って「今年の1曲」を決めてみた。今日を迎える瞬間、30分前からシャッフルでランダムに流していたiPodから、どの曲が流れてくるか。ワクワク待つ。

2000曲以上入ってる。ボブ・マーレーや松田聖子(ビックリマーク)、モンクのジャズなどが流れるなか、午前0時が近づく。さあ、その瞬間が。かかっていたのは…





……音符いいくぼさおりの「CHU」!!

おめでとうプレゼント(何が?誰が、笑)CHUを今年の1曲に認定します、パチパチパチパチ。明るく元気にしてくれるいい曲だよ。さおりちゃんにキスしてもらったような気持ちだ。

いやー、それにしても松田聖子でなくて良かった。入れてたことも忘れてたわ(笑)

そんなこんなで、池袋。階段降りて、靴脱いで、入ってみたよ、鈴ん小屋に。

斎藤さっこさん、3番手に登場。で、ビックリ。髪の毛が……丸刈りータ雪さっこさんと言えばオカッパ。クレラップのCMの女の子に負けず劣らず、黒髪ぱっつん、のはずが。

さらに驚け、後頭部に「30」の文字が……。そこだけ剃ってる。「もうすぐ30歳だから」ですか、やるガーン4月4日のレコ発ライブで出すアルバムのジャケット写真のためだって。大胆不敵(笑)

ただまだレコーディングやってないとか。この1ヶ月、声が嗄れたのが治らないため、一度録ったのをボツにしたそうだ。もう日がないのに大丈夫か!?

ライブも声がかすれ気味で、自身も全く納得いかない様子。それでいながら週イチ以上のペースでライブは続くという。声が治るよう祈りたくなる。本当は声帯休める事が一番の治療なのだが。

さっこさんの高音は他にないきれいな響きなのだから。

続いて4番手に登場したのが石山エリ。ピアノ弾き語りに、サポートでパーカッション。

彼女は一言でいうと矢野絢子を未熟にした感じ。同じようなフォーク調でピアニスタ。歌唱力や発声、ピアノ技術、そしてパッションをひた向きに磨けば、もしかしたら数年後、矢野さんに並べるかもしれないが、まだ青い果実か。

ただ彼女のMC聞いてふと思った。違いは「日常にどう向き合うか」だと。どんなアーティストだって、みな同じこの世界に生きている。そこから何を感じ取れるかは、その人次第なんだよな。すごく当たり前の事だけど、どう向き合うかで、結果として生まれる作品のクオリティは天と地ほど違ってしまう。それは他の誰のせいでもなくて、自分の向き合い方にかかってるのだ。

で、彼女のMCというのが、五輪選手というのは、一般人が朝起きてドアを開けて出かけるのと同じ位の当たり前さで、その競技に取り組めた者をいう、とあるコーチが話していて感動したって内容。お客さんはみんなよく分からんという反応で、彼女はすねてましたが。