こんにちは、AsianSTです! 

見ていただいている方、ありがとうございます😊

久しぶりのブログ更新になります!

 

今回は、去った2025年9月4日の沖縄タイムスの

論壇に掲載された内容を一部修正を加えて

共有します

「高次脳機能障害」をテーマに書いています

 

高次脳機能障害、と言うと、失語症、半側空間

無視、失行…などが特に医療職の方であれば

頭に浮かんでくるかもしれません

 

しかし、8年前の大学院在籍中に

「高次脳機能って何ですか?」と問われた時に、

私自身も高次脳機能の障害名が先に頭に

浮かび本質的な回答ができませんでした

 

今回の記事は、高次脳機能の本質をできるだけ

一般の人に分かりやすい言葉を使ってまとめました

 

人によっては「小児のことを書いているのですか?」

と言われる方もいましたが、特に小児に限った話

ではなく、赤ちゃんであっても大人であっても

本質は変わりません

 

高次脳機能の理解の助けになれば幸いです🙂

 

 

 

 

高次脳機能障害とは、脳の損傷によって、

「注意力が続かない」「物忘れが多くなる」

 「言葉がうまく出てこない」といった、

様々な問題が出てくる障害です

 

原因には、脳梗塞や頭部外傷、低酸素脳症など

があります

(生まれつきの病気や発達障害などは含まない)

外見にはほとんど変化がないことも多いため、

まわりの人からは障害があるように見えないこと

も多々あります

 

そのため、本人やご家族が困っていても理解

されにくくつらい思いを抱えやすい障害

とも言えます

 

では、「高次脳機能」とは何でしょうか?

記憶障害や注意障害などの症状をみていくと、

脳だけの問題と思われがちですが、生まれてから

幾度となく発達を繰り返しながら獲得していく

能力で、考える力や覚える力、言葉を使う力

などのことです

 

高齢になってもアップデートが可能で、

新しいことにチャレンジして新たな能力を

身につけていくことができます

 

私達は皆、生まれたての頃は自分の手の位置さえ

分からなかったのが、成長するにつれて

「これは耳」「これは首」など、自分では

みることのできない体の部位も正しく認識

できるようになります

 

そして歩けるようになると、「右と左」

「遠いと近い」「高い、低い」などの感覚も

自分の身体の認識を通して分かってきます

 

そして自分が家の中のどの辺りに

いるかなどの客観的な位置感覚も移動の動きを

通じて分かってきますし、時間の感覚が身について

いくのも、運動があればこそです

 

自分の身体を使った様々な経験、認識を土台として、

さらなる高次の能力である言語や文字や数字

あるいは理論的な考え方などが育まれていきます

 

これが 「高次脳機能」と呼ばれる能力です

この障害の一例に「ゲルストマン症候群」

があり

①手指失認:「この指をさして」と言われても

正しく指をさせない

②左右失認:右と左の区別がつかなくなる

③失書:字がうまく書けなくなる

④失算:計算ができなくなる

など代表的な症状があります

 

子どもの場合は知的に遅れはなくても、

学習や行動で大きな困難を抱えることが

あります

 

残念ながら、今のところ高次脳機能障害を簡単

に治せるような治療法はありません

 

ですが、リハビリを通じて少しずつ

改善していくことができます

 

訓練で大切なことは、

「自分の体がどこにあって、どう動いているのか

自分の意識できちんと感じ取れる力をつけること」

です

 

例えば、「自分の手や足が今どこにあるのか」

「動かした時にどのように動いたのか」と言った

ことを自分自身の力で感じ取れる力のことです

 

「体の感覚を意識し自覚できること」

高次脳機能の回復を支える大切な第一歩であり

土台になります。心と体のつながりを感じながら

リハビリを続けることが重要です

 

私自身もそういった方々に貢献できるよう

さらなる研磨を続けていきます