今週は文字や文章に関する

記事を投稿中です。

こちらです。↓



文章を書くのが

とっても苦手!という方に、

参考程度にしてもらえば

嬉しいなあと思ってお話します。


私が目指す

「分かりやすい文章」は、

「自分の伝えたいことが

読んだ人に伝わりやすい文章」

のことです。


それではそろそろ

本日の本題に入ります。




今日取り上げるのは、

「読点」です。


「読点(トウテン)」とは、

「、」のことです。


「句点(クテン)」とセットで、

「句読点」とも呼ばれます。

「句点」は「。」のことです。



「、を打つ場所が分からない」

「、の正解が分からない」

と思ったことはありませんか?


結論から言うと、

「、は呼吸です。



以前、気になって

調べたときに知って、

少し驚いた記憶があるのですが、

実は、

「、」の場所に

絶対的な正解や決まりはない

そうです。


ちなみに、

日本語は英語に比べると

語順や文法ルールが自由な言語です。

英語にも

日本語で言う句点のような

「,(カンマ)」はあります。

でも、

英語は語順、文法ルールが

はっきり決まっていて、

日本語ほど自由な位置に

「,」を打てません。

例えば、

「ゾウとキリンとライオンと」と、

並列になった場合、

「ゾウとキリンと,ライオンと」

の位置にカンマを打つ

決まりがあります。

日本語の感覚だと、

「え?どこでもいいでしょ。」

と思いますよね。


そんな自由な日本語だからこそ、

迷うんです。

そして、興味深い。


「、」の打ち方は、

見やすくて分かりやすい文章

を目指す上で

大切な要素の1つだと

私は考えています。



今回も例を挙げてみます。


【その1】

夫ちゃんは料理を作って洗濯を回しながら掃除をしている私に「ありがとう」と言った。


はいこちら、

「洗濯を回し」ているのは、

夫ちゃんと私のどちらでしょう?



…実はどちらとも取れるのです。

「、」を打ってみます。


・夫ちゃんは料理を作って洗濯を回しながら、

掃除をしている私に「ありがとう」と言った。


・夫ちゃんは料理を作って、

洗濯を回しながら掃除をしている私に「ありがとう」と言った。


読点の位置、大事ですね!

掃除の前に付けないと、

私のやる家事が

増えてしまいます(笑)



【その2】

もうみんなももっとももやメロンを食べようよ。

夢のような食べ放題なのだから。


…ただの願望ですね(笑)


これ、分かりにくいというか、

早口言葉みたいで

読みにくいですよね?



「、」の重要性や面白さ、

分かって頂けましたか?


「実はメールやブログの場合

読みやすいように

改行することが多いので

句読点があまり無くても成立します。」


実際、

この4行には読点がありません。

純粋に今のこの4行を改行しないと

こうなります。


「実はメールやブログの場合読みやすいように改行することが多いので句読点があまり無くても成立します。」


同じ文章でも、

長い印象を受けますよね。

逆に、


「実は、メールや、ブログの、場合、読みや

すい、ように、改行する、ことが、多いの

で、句読点が、あまり、無くても、成立し

ます。」


これ、

「ギャーーー!いやーーー!」

ってなりませんか?

なりますよね?

私はなります。耐えられない(笑)


改行と読点は、

似ている部分がありそうです。



じゃあ、具体的には

どうしたらいいのかです。


今回は私の基準を

3つご紹介します。


①ゆっくりめに話すとき、

 一呼吸置くところに打つ。


感覚の話になってしまうのですが、

ゆっくりめなのがポイントです。


矢継ぎ早に(早口で次々に)

話される方っていますよね。


聞いている側が

ついて行けないとか、

責め立てられているようで

追い詰められることもあります。


そういう方って、

とっても読点が少ない印象があります。


自分の中で分かっていても、

読み手は知らないことかもしれない。

だから、

分かりやすく丁寧に伝えよう。


そんな思いで文章を書き、

心の中でいいので

相手に説明するように

ゆっくり読んでみて下さい。


読んでみて

一呼吸置いたところには

「、」を打ってみて下さい。


細かい技術が覚えられない方でも

これを意識するだけで、

変わってくると思います。




②強調したい言葉の後ろに打つ。

「今、私は幸せです。」


この短い一文、

読点を打たなくても

何も問題ありません。

誰が読んでも意味は分かるでしょう。


でも、

「今、」とわざわざ一呼吸置いている。

つまり、

(過去は幸せとは言えなかったけれど、)

もしくは、

(未来のことは分からないけれど、)

「今は!」幸せです。

という強調になるのです。


読点1つでこんな意味になるなんて!

文字ってなんて面白いの!

もう素敵!感激!


ここは強調して伝えたい。

でも、

「!」を打つとか、

「カッコ」を付ける

雰囲気でもない。

そんな言葉の後に

打ってみて下さい。


含みを持たせたり、

裏の意味を連想させたり、

よりあなたの思いが

伝わることでしょう。



③マイルールを作る。

「読点に絶対的な正解や決まりがない」

だからこそ迷うのであれば、

自分でルールを

作ってしまうのも手です。


私の場合、

・接続詞の後は必ず付ける。

 例:「だから、」や「そして、」



・「カッコ」の直前は、

 普段なら付けているところも付けない。

 「カッコ」で充分切れ目があるし、

 読点と「カッコ」が続くと

 カッコ良くないから。

 「カッコ」だけに、カッコ良くない……


 ………え?(笑)


 例:私は、「痩せたい」と思った。

   →私は「痩せたい」と思った。


細かいことを挙げ出すと長くなるので

この辺にしますが、

マイルールは優柔不断な私には

効果的です。


 

  

 


おまけですが、

もう1つ

と〜っても大切なことがあります。


それはそもそも、

句点を打つ位置に迷う

文章を書かない!

ということです。


長い文章ほど、

繋がりの切れ目は

分かりにくくなります。




 

次回は文章の構成について、

お話してみようかと思います。


良ければまた

覗きにいらしてくださいね爆笑


 

なんとこんな曲がありました。↓