妻が居たのかも | まさかの坂を登ったら

まさかの坂を登ったら

まさかの出来事の思い出

先日、離れて暮らす娘と

ゆっくり話す機会があったときのお話。


妻が亡くなった日に、

義父さんから勧められたビールを娘が

「誰が運転するの?飲まない方がいいいよ」

と止めてくれた事があったが、


娘に

「あの時よく言ってくれた。ナイス判断だったよ。」

と話したら・・・


なんと娘は言ったことを覚えていなかった。

「そんなこと言ったっけ?」と。

娘と二人で

「妻が(お母さんが)言わせたのかもね」

と笑った。

その時すでに近くに来ていたのかも知れない。



近くにいるのかもと思ったことをもう一つ。

通夜式の時に祭壇にろうそくの火を灯していた。

まだ、絶対に妻はその辺にいるはずだよ

と娘と話しながら、

「そこにいるならろうそくの火を揺らしてみろよ」

と妻に話しかけると本当に火が揺れるのだった。

偶然かもしれないが何回も試すと8割位揺れるのだ。


たぶん居たんだと思っている。

大泣きしている姿を見られていたのかもと

思うとちょっと恥ずかしい気持ちだった。


今でもどこかで見られているのかもと

思うとカッコ悪いところは見せられないと

自分を律する気持ちになる。