江南市資源ゴミ収集法 | いち江南市民のブログ

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愛知県江南市で暮らす日々をつづります

 結論から言って、環境課”奥さん”が提案した策はすべてダメだった。

 住んでる区の資源ゴミ収集時間は早まらなかったし、連絡先を教えてもらった別の区の区長さんとの交渉も、うまくいかなかった。その区も冬場は朝7時から収集を開始するという。(相談したのは11月) よってその時点でゲームアウトである。

 しかし一方で、この区長さんとの会話で江南市資源ごみ集め事情をくわしく知ることができた。

「そもそもなんで立ち当番がいるんですかね」

「そりゃ、中には横着する人もいるんですよ。勝手にごみ捨てていく。分別の仕方がわかっとらん人もいるし」

「はあ・・・。でも以前住んでたところは、これはガラス類、これはプラスチック類というように、専用のごみ袋作ってそれぞれ別の日に集めて何の問題もなかったですよ」

「江南市はそこまでするには予算が足りないんですよ。だから私らがこういった形で協力せんといかんのです」

 予算逼迫説はかなり眉唾もんだと思ったが、少なくとも、多くの江南市民がどういう精神構造で資源ゴミを搬出しているのか、わかった。その区長さんは区費を払って、区民が輪番でやってる立ち当番もやってくれるのならゴミ出していいよと言ってくれたが、ていねいにお断りした。

 あらためてごみ分別表を見てみる。

 とにかく多種多様、小はスナック菓子のプラ包装から大はファンヒーターまで、毎日出るごみから数年に1回出すごみまで、あらゆる「資源ゴミ」が表の中につめこまれている。そしてこの表内のごみを月2回短時間で一気に集めるのだから、そりゃ交通整理みたいな人は必要だろう。

 これは立ち当番の時間を早めれば解決する問題ではない。6時半、6時と時間を繰り上げてもその前に出勤する人がいたらどうするのか。さらに時間を繰り上げるのか。寒い冬の早朝、雪がちらついているときの立ち当番なんて、その大変さ、想像するに余りある。

 解決すべき問題は、立ち当番がいるようなごみの集め方だ。なぜ、江南市はこのようなやり方を続けてきたのか。捨てればごみ、分ければ資源って昔聞いたことあるけど、ただ細かく分けりゃいいってもんじゃない。捨てる側の人間からすれば、これじゃあ、あまりにも無策だ。

 予算がない? じゃあどこかの「普通」の資源ゴミ集めやってる市と予算比較してみよう。そういうことで、江南市と同じような人口と人口密度で同じ愛知県内の日進市と比べてみることにする。