本日、昨年乳がんの治療のために退職した方とお会いしました。病気の発覚と年度末が重なったこともあり、非正規職員であったその方は退職し、治療に専念することになったようです。
やっと治療もひと段落したということで、職場で親しくしていた方も含め4人でランチしました。
この場で初めてご自身の口から病名と、治療内容をお聞きしました。本人もなかなか自分で病気を受け入れられなかったそうです。
何故自分はガンになったんだろう。
何がいけなかったのだろう。
その気持ちが強かったのだと。だから、家族以外には病名を言えなかったと。
「ステージ1で見つかったんだから、死ぬことはない」と励まされたけれど、かえって傷ついたとか、ガンサバイバーの友人の言葉には励まされたという言葉が印象的でした。
非常に冷静で聡明な方だったので、すぐに病気を受け入れて闘病していたのだろうと思っていたので驚きました。
拒食症も同じで、「何故娘が拒食症になったんだろう。何がいけなかったのだろう。」と長い期間考えました。
今は「なるべくしてなった。今までの生き方では辛いから娘は病気になった。だから新しい生き方を見つけなければならない。私の娘への接し方によくない点があった。それを見直そう。」と思っています。
過去は変えられない。今と自分は変えられるとよく言いますが、そうなのかなと。
娘が病気になったおかげで、親である私は自分の子育て、子育て環境(夫も含む)、自分の辛さを振り返りました。そして、娘と共に新しい生き方にチャレンジしています。
体の病気でも、自分の何が良くなかったのかと自分を責めるものなのだと知って、納得しました。
一年ぶりにお会いしましたが、顔色も良く、病気を通してさらに魅力的になられたなと感じました。
職場でお会いすることはなくなるのは淋しいですが、またランチをしたいと思いました。