創一は悩んでいた。ずーっと悩んでいた。自分が本当にしたい事はなんだろう?今している仕事が本当に自分がしたい事なのか?
どれだけ、考えても納得できる答えが見つからない。こういった時は・・・・・・・・・ばぁちゃ~~~ん!!
創一「ばぁちゃ~~~ん!!」
ばぁちゃん「あら、創一」
創一「ばぁちゃん。俺、何やりたいのか分からないよ」
ばぁちゃん「ん?何をやりたいのか分からない?」
創一「そうなんだよ!」
ばぁちゃん「どういうことだい?もう少し詳しく教えてくれるかい?」
創一「何かさ、こないだ。会社の上司が退職したんだけどさ。その上司が独立するらしいんだよ」
ばぁちゃん「あら、自分の道を歩まれるのね」
創一「うん。それで、その上司が凄く俺の事を面倒みてくれた人なんだけどさ。最後にこんな質問をしてきたんだよ。(創一にとって本当にしたい事ってなんなの?)って!!」
ばぁちゃん「そうかい」
創一「その質問をされてさ、俺、直ぐに答えられなくてさ。でも、ずっと、その質問が頭に残っていたから考えていたんだよ。俺って、この仕事が本当にしたい事なのかとかさ。」
ばぁちゃん「はいはい」
創一「けど考えても考えても見つからなくてさ。まぁ、その人も何気なしにした質問だと思うから、そんなに考えなくても良いのかもしれないんだけど。何か、モヤモヤしちゃってさ。」
ばぁちゃん「そうかいそうかい」
創一「ばぁちゃん。俺の本当のやりたい事って何なのかな?それって、どうやったら見つかるのかな?何かマジでこのモヤモヤ嫌だ!!」
ばぁちゃん「そうかい。創一は今の仕事は好きなのかい?」
創一「ん~。別に嫌いではないけど、好きでも無いって感じ」
ばぁちゃん「それじゃあ、何の為にやってるんだい?」
創一「そうだな~、みんながやってるからかな。何か仕事ってやらないといけないみたいな雰囲気あるじゃん。ほら社会不適合者とか言う
言葉もあるし。流石に社会には適合してたいと言うか」
ばぁちゃん「そうかい。それじゃあ、創一が好きな事はなんだい?」
創一「ん~。友達や色んな人達と話す事かな?」
ばぁちゃん「それじゃあ、例えば、急に電話が鳴って会社の同僚からカフェでも言ってみんなで話そうぜ!って誘いがあったら直ぐにいくかい?」
創一「うん!行くね!間違いなく!」
ばぁちゃん「そうかい。という事は好きな事は、創一にとって、やりたい事になるってことかい?」
創一「そりゃそうでしょ!好きな事はやりたいよ!」
ばぁちゃん「それじゃあ、創一は好きな事がやりたい事になるってことだね。だとしたら、創一が仕事の業務で好きな事って何だい?」
創一「そうだね~・・・・・・・・あ~、パソコンを使ってる仕事は好きかな。何か仕事してるって感じがあって楽しい!」
ばぁちゃん「そうかい。じゃあ、例えば、パソコンを使う仕事だけだったら、創一は仕事を楽しんで出来そうかい?」
創一「ん~。パソコンだけだったらしんどいかな。人と話したりもしたいし」
ばぁちゃん「じゃあ、人と話しても仕事になっていて、パソコンを使う事も仕事になっている仕事だったら楽しんで出来るかい?」
創一「それは楽しそうだけど。」
ばぁちゃん「創一の今やっている仕事は営業だったかい?」
創一「そうだね。」
ばぁちゃん「創一は友達や色々な人達と話すのは好きなんだよね?営業も一緒じゃないかい?」
創一「確かに。でも、友達は損得勘定が無くて話してるけど、営業は損得勘定があって話してるから、それが何か嫌なんだよね」
ばぁちゃん「じゃあ、損得勘定が無くて人と話して、更に、パソコンも使う仕事だったら楽しいかい?」
創一「それは最高だけど、そんなのあるの?」
ばぁちゃん「営業事務とかはどうだい?あの仕事なら、パソコンを使って、更に、損得勘定の無い話もする必要があると思うけど?」
創一「あ~なるほど」
ばぁちゃん「今、少し話してみたけど、どんな感じだい?」
創一「何か、今の仕事って以外と自分が好きな事と繋がっていたんだなって思ったよ。多分、さっき、今の仕事を好きでも、嫌いでもないって言ったのって、ただ営業が損得勘定があって、いつもと違う雰囲気で話すのに疲れていたからだと思う。」
ばぁちゃん「そうかいそうかい。じゃあ、営業を辞めて、営業事務に仕事内容を変えたとするとどうだい?」
創一「いや、営業事務はやらないと思う(笑)」
ばぁちゃん「なんでだい?」
創一「多分、俺って、営業を好きなんだと思う。人が困ってる事を発見して、それを解決する提案が出来た時って凄くお客さんに喜んでもらえるしさ。何か、それって凄くやりがいを感じるんだね。」
ばぁちゃん「あら、それは素晴らしい仕事だね。という事は、パソコンも営業は使うから、今の仕事が創一にとってやりたい仕事って事かい?」
創一「うん(笑)なんかそうみたいだね(笑)」
ばぁちゃん「という事は、今の仕事に感謝だね。それに、自分のしたい仕事をさせてもらえてる周りの環境も凄く素晴らしい環境だと思わないかい?」
創一「何か、そう考えると涙で出てくるわ(笑)」
ばぁちゃん「創一。人は、自分が本当に求めている事を自分が出来ていると気づいた時、それに関わる全ての事に感謝が出来るんだね。だから、先ずは、自分が本当に何を望んでいて、何をやりたいと思っているかに気づく事が大事なんだよ。良かったね。これを、考えるきっかけをもらった、その退職する上司の人にも感謝だね。」
創一「おーーー、本当だ」
ばぁちゃん「また、同じように悩む人がいたら教えてあげるんだよ」
創一「ありがとう!ばぁちゃん!」
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作者解説
これは、実際にあった事例をモデルにして書いています。私が相談に乗った人は、長く続けている仕事がマンネリ化し、感謝できずにネガティブな面を多く見ていたようでした。そして、自分がやりたい事を明確にした事が無かった様なので、何故、今の仕事を続けているのかを知りたい様でした。けれど、もちろん例外もありますが、人が長く続けているという事は何かしら、自分にとってのポジティブな面があるからやっている事が多いのです。自分が求めている事を明確にし、それが、自分は出来ていると感じれた時、人は感謝出来る事をここでは書いています。
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