今日は、「歌会始」のニュースに目が留まりました。

(歌会始についてのNHKニュースページ⇒★★★

天皇陛下の歌は、こちらです。
「津波来(こ)し 時の岸辺は 如何なりしと 見下ろす海は 青く静まる」

災害への驚き、自然への畏怖を詠まれたものと解釈いたしました。


そして、私が心を動かされたのは、皇后さまの歌でした。
「帰り来るを 立ちて待てるに 季(とき)のなく 岸とふ文字を 歳時記に見ず」
大切な人の帰りを待ち岸に立って待つ人に、皇后さまが思いを寄せて詠まれたと解釈いたしました。
 
この「岸」を、「岸辺」「寄る辺」ととらえてみると、
人と人とが心を寄せ合い、皇后さまがそうした人の営みに心を寄せる
そうした慈愛が感じられます。
 

美しい文字が紡ぐ、慈しみの心。
文学や詩歌には、人の心を動かす力がありますね。

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