
しかし87年に発表したリック・ルービン・プロデュースによる3rdアルバム「エレクトリック」は衝撃だった。
まさかここまでストレートなハード・ロックを演るとは!
こりゃ、やられたと思ったロック・ファンも多かったのではないだろうか。
リリース当初はAC/DCだのZEPの焼きなおしだの言われることもあったがイアン・アストベリーのヴォーカルを聴けば他のバンドとあきらかに違うことがわかる。
このスタイルでハード・ロックをやるということが後のグランジ・バンドに与えた影響力の大きさを測り知ることができる。
やってることはオーソドックスだが過去に類を見ない凄まじいエネルギーが凝縮されている。
ビリー・ダフィーのギターももちろんカッコイイが僕にはイアン・アストベリーの個性があまりにも強烈で心酔してしまったものだ。
この独特の存在感はマジすげぇっす。
他のメンバーは流動的だったが後にガンズ~ヴェルベット・リボルバーに参加するマット・ソーラムも後期のメンバーである。
カルト解散後にイアン・アストベリーはあのジム・モリソン亡き後再結成されたドアーズ(The Doors of the 21st Century)のシンガーとなる。
いかにイアンが優れた逸材であるかがわかるキャスティングだ。
ちなみにこの再結成ドアーズでドラムを叩いたのはポリスのスチュワート・コープランドであった!
すっ凄すぎる!!
ブラック・サバスのトニー・アイオミのアルバムでも歌っていたイアン・アストベリーであったが、遂にザ・カルトとして久々にアルバム『Born Into This』を発表する。
しかもプロデューサーはあのキリング・ジョークのユースが担当したとのこと。
またまた意表をつかれる音が飛び出すか今から楽しみである。