ハレのアートと,ケのアート
出張で兵庫に行き,初めて加古川線に乗りました。
発車に遅れまいとバタバタ乗り込み,何とか間に合ってほっと一息。
乗る前に「やたら派手な車両だなぁ」と気になったので,
席に落ち着いて,向かいのホームの電車をまじまじ眺めると,
観た事のある絵柄…。
横尾忠則画伯の作品「滝の絵」と「三叉路の絵」ではないですか\(゜□゜)/!
乗る時に,こちらの車両にも,何やらペイントが施されているのだけは確認できたので,
降りたら携帯で写真を撮ろうと決めました。
さて,駅で降りて絵柄を確認。
こちらは「火事の絵」のようです。
好みとしては「三叉路の絵」の方が好きだなぁ,撮ろうかなぁどうしようかなぁ…,
狭いホームで迷ってモタモタし,邪魔になっている私o(・_・= ・_・)o。
結局そのまま改札を出ました。
タクシーに乗って,
「いやぁ,加古川線初めて乗ったんですが,
横尾忠則さんの作品が車両にペイントされてるんですね。
このあたりは,横尾さんとご縁がある場所なんですか?」
と,運転手さんにたずねると
「私らはあんまりわかんないですけど,最初の頃は電車全体に『目』がいっぱい描かれてましたよ」
と,あんまり嬉しそうでない感じ(´_`。)。
確かに,電車全体に目がいっぱいって様は,想像するだにおっかない気はします。
私的な分類ですが,ファインアートにもハレとケがあるように思います。
ハレは,美術館の大きな壁面や空間にどーんと展示して,
「はぁー,すごい…」と,作品の存在感や主張を体全体で感じ取る非日常のアート。
ケは,お店や一般家庭の壁や空間にかけて,
「ほぉ,いいね」と,生活の空間や流れを和ませる日常のアート。
横尾さんの作品は,どこからどう観てもあきらかに「ハレ」なので,
たまたまその場を訪れた観光客などは「おもしろい!」と思えるけど,
その電車を日常の中で使ったり,見たりする人には,ちょっと刺激が強いかも。
まぁ,ペイントの目的は観光客向けの演出だろうから,その効果は十二分に発揮できてると言えますが,
観光客とジモティーの皆さん両方に満足してもらえるのは,
ハレのファインアートとは違った,アンパンマン列車みたいなタイプのビジュアルなのかなぁと思ったのでした
。
発車に遅れまいとバタバタ乗り込み,何とか間に合ってほっと一息。
乗る前に「やたら派手な車両だなぁ」と気になったので,
席に落ち着いて,向かいのホームの電車をまじまじ眺めると,
観た事のある絵柄…。
横尾忠則画伯の作品「滝の絵」と「三叉路の絵」ではないですか\(゜□゜)/!
乗る時に,こちらの車両にも,何やらペイントが施されているのだけは確認できたので,
降りたら携帯で写真を撮ろうと決めました。
さて,駅で降りて絵柄を確認。
こちらは「火事の絵」のようです。
好みとしては「三叉路の絵」の方が好きだなぁ,撮ろうかなぁどうしようかなぁ…,
狭いホームで迷ってモタモタし,邪魔になっている私o(・_・= ・_・)o。
結局そのまま改札を出ました。
タクシーに乗って,
「いやぁ,加古川線初めて乗ったんですが,
横尾忠則さんの作品が車両にペイントされてるんですね。
このあたりは,横尾さんとご縁がある場所なんですか?」
と,運転手さんにたずねると
「私らはあんまりわかんないですけど,最初の頃は電車全体に『目』がいっぱい描かれてましたよ」
と,あんまり嬉しそうでない感じ(´_`。)。
確かに,電車全体に目がいっぱいって様は,想像するだにおっかない気はします。
私的な分類ですが,ファインアートにもハレとケがあるように思います。
ハレは,美術館の大きな壁面や空間にどーんと展示して,
「はぁー,すごい…」と,作品の存在感や主張を体全体で感じ取る非日常のアート。
ケは,お店や一般家庭の壁や空間にかけて,
「ほぉ,いいね」と,生活の空間や流れを和ませる日常のアート。
横尾さんの作品は,どこからどう観てもあきらかに「ハレ」なので,
たまたまその場を訪れた観光客などは「おもしろい!」と思えるけど,
その電車を日常の中で使ったり,見たりする人には,ちょっと刺激が強いかも。
まぁ,ペイントの目的は観光客向けの演出だろうから,その効果は十二分に発揮できてると言えますが,
観光客とジモティーの皆さん両方に満足してもらえるのは,
ハレのファインアートとは違った,アンパンマン列車みたいなタイプのビジュアルなのかなぁと思ったのでした
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