自然にどっぷり | 湧flow

自然にどっぷり

穂高に行って来ました。

最近、森の中を散策したり、川の流れを眺めたり…といった体験に飢えていたところ、先日ご紹介したBiodanzaのワークショップを穂高で行う企画があると聞き、急遽参加を決意。
ワークショップですから、当然大勢が会場に集まり、スケジュールも決まっています。そこで、自分が求めるだけの自由な時間を確保するため、事前に一日延泊の予約をしました。

会場となった穂高ビューホテルは、林(森?)や川を有する42000坪(1坪≒3m2)の広大な敷地の中に建てられており、敷地内の遊歩道を歩くと、野生の日本猿やリス、さまざまな鳥に出会うことができます。
穂高二日目の朝は、朝食の時間が始まる前に敷地内の遊歩道を散歩しました。
林を抜けて川に降りると、巨大な白い石が並ぶ河原に到着。
「失礼します」と心の中でつぶやいて河原の石に腰掛けました。
大きな白い石たちからは、美しさだけでなく、威厳すら感じました。自然の雄大さや美しさに出会った時って、とても謙虚な気持ちになります。
何枚か写真を撮った後、石に腰掛けて、しばし川の音を堪能。
ホテルに戻り、その日は、朝食後午後1時頃までダンスワークを楽しみ、今回ダンスを通して初めて出会った方や、東京から一緒に穂高に来た方たちを見送って、午後再び河原へ。

石の形を追っていると、心地良い陽射しのためか、川の音のせいか、とても気持ちよく眠くなって、スケッチブックを置いて、石の上で昼寝。極楽極楽…(^.^)。
ふと目を覚ますと、視界の端に人影が…。「倒れてると思われたんじゃなかろうか」と気になり、すぐに絵を描く態勢に戻りました。
すると背後から、先ほどの人影の人物の声が。その方は、先ほどワークショップ参加組を玄関先で一緒に見送ったホテルの副支配人(支配人だったらごめんなさい)でした(^^;)。
「大丈夫ですか?寝てるから病気かと思って」
「いやぁ、すみません。あんまり気持ちよくて昼寝しちゃいました(^^;)」
「ここは、マイナスイオンがすごいんですよ(^.^)。あんまり遅くなると危ないかもしれないから、早めに切り上げてくださいね。熊鈴(熊よけの鈴)持ってる?」
「持ってません。歌歌いながら帰ります(^^;)」
その方は、なんとも品良く穏やかな雰囲気の紳士で、気遣ってくださるやさしい気持ちが伝わってきます。遅くなってご迷惑おかけしちゃいけないと、暗くなる前に撤収しました。

午後は猿の食事の時間らしく、朝には見かけなかったのに、遊歩道やその脇で栗などを食している猿に何頭も出会いました。熊じゃないから命に危険が及ぶような危害をくわえはしないだろうけど、急に驚かせるのも何なので、RBR Rythmsで歌う予定のAmaging Graceを歌いながらホテルに戻りました。
夕食をいただいた後は、露天風呂で疲れを癒して、バタンキュー。
翌朝は、再び、朝食前に河原へ。少し絵を描いて、朝食の時間に間に合うようにホテルに戻りました。

チェックアウト後、駅までのバスを待つ時間に林の中を歩きながら、今回、食事や日暮れなどの時間に少ししばられてしまったので、今度は、最低二泊で、中一日は絵を描く目的のためだけに滞在したいなぁと思いました。おみやげは、副支配人から教わったハートの形の桂の葉っぱ1枚(よくばるとダメで必ず1枚)。ラッキーチャームなんだそうですクマ