プロのお言葉「楽しんで学べ」 | 湧flow

プロのお言葉「楽しんで学べ」

ふと、テレビをつけたら、茂木健一郎さんの「プロフェッショナル仕事の流儀」(NHK)がちょうど始まったところ。
今回のプロは、島根の公立中学校の英語教師 田尻悟郎先生。
私が今、難儀しながら学んでいる「英語」の先生とあって、そのまま最後まで番組を見ました。

田尻先生の英語の授業は、とてもとてもアクティブで、きちんとお行儀よく前を向いて板書を写し取ったりするシーンは、ほとんど出てきませんでした。しかも、テンポが速くざわざわ…。
先生曰く、教師=エンターテイナーだそうで、小道具満載のとことん楽しませる演出を考えられた授業です。
中には白ける生徒もいますが、授業の中で1対1のチャンスをつくり、きちんとその子と向き合う。間合いもきちんと図りながら、その子のペースで楽しめるまで「これでもか」と関わってくれる。
すごいパワーを感じました。それを自分も楽しんでいるところが、またいい感じ。こんな先生と出会えたら、子どもたちも幸せでしょうね。
ただ、先生のそんな姿も「暗黒の10年」という挫折を乗り越えてコツコツ培われたもの。やはり、地道な努力に裏打ちされたものは違います。見習わなくちゃね。

私の方の英語の学習は、とても同じレベルで語れる代物ではないけど、紆余曲折を経て、スタイルが固まってきました。
私が通っているスクールは、マンツーマンが売りのところ(^^;)。ネットで時間と先生を選んで予約することができます。
最初は、できるだけいろんな先生のレッスンを受けてみようと、時間ごとに変えていました。
そうしているうちに一通り制覇して(^^;)、慣れてきたら、今度は先生よりもテキストが気になります。
このテキストを、私はどうしても好きになれない…(__;)。
そこで、「私は私の話したいことを話せるようになりたい!」と一念発起し、「自分でその日のレッスンの元になる文章を書いていき、添削してもらって、それについて語る」というプランを立てました。

このプランを伝えるのに、また四苦八苦して、ようやく日本語のある程度わかる女性の先生にたどりつき、一安心。
その先生にずっとついてもよかったのですが、ある時、なかなかその方の予約が取れなくて、別の人を予約しました。
これが、今の先生のMatt。
奥さんが日本人という笑顔のやさしいオーストラリア人の男性で、ハリウッドで映画関係の仕事をしてたこともあり、学生時代の専攻は哲学という、なかなかのインテリです。
私が持参するテーマに結構興味を示してくれるので、なんとなく会話してるような気分にさせてくれ、私も彼が興味を持ちそうな題材を準備していったりして、レッスンを楽しめるようになりました。

英会話が身に付いたとは言えませんが、むちゃくちゃな英語でも話すことや、書くことに対する抵抗は減ってきたかも。
到達点までは遠いけど、少なくともその途中の道のりを楽しめるようになった。そんなところですおにぎり