切ないぶどうと、いとおしいりんご | 湧flow

切ないぶどうと、いとおしいりんご

そろそろメンデルのぶどうが実をつけているかも…、ニュートンのりんごはどうなったかな…と気になり、ぶどうとりんごの様子を見に、小石川植物園に行って来ました。

真っ先にぶどうのところに向かうと、葉がところどころ黄色くなって、しかもたくさん虫に食われており、なんともしょぼい感じ…。
実は?と捜すと、やっとデラウェアよりも小さな青い実の房をみつけました。
何だか「切ない」という表現が似合い、早々と秋の風情を醸し出しています。

ぶどうの隣にあるニュートンのりんごはどうかと見ると、葉が茂っていてこちらは元気そう。
6月にみつけたりんごは…とさがしましたが、ない。
カラスに食べられたのか、すでに落ちてしまったのか…、「あら、そう…ないのね…」と再び切なさが…。
でも、一種の感動をもって見上げた小さな青いりんごは、もう自分の絵の中にしか存在しないのだなぁと思うと、目の前から消えてしまったりんごが、とてもいとおしく思えました。

このニュートンのりんごの絵は、次の個展で展示することになります。
これから、メンデルのぶどうも絵の中に記憶させたいと思いますリンゴぶどう