Repetition | 湧flow

Repetition

先日、「制作に関しては『急行列車の回路』を常時機能させ、英語に関しては、新たにこの回路を作ることを目指す」と書きました。
どうやら、この回路について科学的に研究しているところがあるようです。

「腕や勘が鈍る」。これは、すでにできた「急行列車の回路」が、うまくまわらない状態のことだと思いますが、回路を使わないと、脳内の信号伝達をつかさどるタンパク質が衰退して、働きが弱まるのだそうです(06.5/25朝日夕刊参照)。
いったんできたからといって、放っておいて何もしないと、結局使えなくなるということですね。耳が痛い…(>_<)。
以前、有名なバレリーナの方が、「(練習を)一日さぼると自分にわかり、二日休むとパートナーにわかり、三日休むとお客様にわかる」と言っているのを聞いた記憶があります。「何者かであり続ける」ためには、常に鍛錬。きっと、これが「プロ」ってことなんだなぁ…と思いました。


また、ある実験で、0.08秒という非常にわずかな差で、右手を左手より先に刺激し、それを1000回繰り返したら、両手を同時に刺激しても「右手が先」と感じるようになったそうです(06.5/29日経朝刊参照)。
これは、1000回繰り返すことにより、「刺激を受けたら右手が先」という回路が完成してしまい、錯覚を起こしているのだと思います。

確かに自分のことも振り返って考えてみたら、毎日毎日仕事繰り返して10数年。いつの間にか自分の専門外の技術系の本の編集をするようになってます(のように錯覚してるだけかも(^^;))。入社した当時には、今の状況は考えられませんでした。


回路をつくるためにも、機能させるためにも、必要なのは「繰り返し=repetition」。う~、結局それしかないんですよねぇ…。
飽きっぽい私にとって、繰り返しを持続させるために必要なのは、好きとか嫌いとか、飽きたとか飽きないとかいう感覚を超えた「何が何でも続けるんだ!」という意思ってことかもしれません。

これまでの成果として、ちょっと早起き続けただけで、もう身体は何となく朝型になってきています。
あとは頭ん中。がんばろ旗