水と緑と紫と | 湧flow

水と緑と紫と

夏のような陽気の中、小石川後楽園内の木々がつくる陰と木漏れ日、今が盛りの菖蒲を楽しんできました。
さまざまな形と紫色の菖蒲の花は、ちょっとお高い美女たちがそろって「どうよ」といった感じで咲きそろい、「ははぁ、拝見させていただきます」と鑑賞し、遠慮がちにスケッチ。まさに、「絢爛」「あでやか」という言葉が似合う風情でした。

後楽園を訪れるのは初めてでしたが、さすが水戸様のお庭。全体の構成、庭内の橋などの建造物と、その細部のつくりに、質の高さを感じます。震災等で消失または倒壊したという建築物がいくつかあり、今は跡しか残っていないのが、とても残念。また、敷地の広いこと!
明日は雨が降るというので、今日は花のはしごをするつもりで家を出たのですが、移動する時間があまりないことに気づき、内庭にさしかかったところで、はしごは断念。木陰に腰を下ろして、池の蓮の葉の陰影を追ってすごしました

緑とほどよい運動で、結構リセットできました。
先日入手したお気に入りの漢和辞典をなにげに開いて眺めていたら、「生い茂った木を見て、生命力を強めることことを『魂振りの儀礼』といった」との記述が…。なるほど、木からパワーもらったらリセットできるはずですね(^.^)。
これから、しばらく庭園、植物園、動物園めぐりを楽しみます
あじさい