これまで -今、そしてこれから- | 湧flow

これまで -今、そしてこれから-

昨年(2005年)、虎ノ門で初めて個展を行ったことで、久しく会っていなかった友人・知人に会えたり、普段仕事で接している会社の同僚などと、いつもとは別の面でのコミュニケーションができました。
今年(2006年)、大洲の山荘画廊で行った二度目の個展は、長い年月を経た懐かしい出会い、観光で大洲を訪れ、画廊に立ち寄ってくださった方との新しい出会いから、「縁」の意味と大切さを感じた六日間でした。この出会いからは、今後の作品づくりのきっかけもいただきました。ふるさとを流れる肱川の流れ、冨士山や遊覧道路、そこに繁る木々や花々からは、制作のもととなる力を得ることができました。

「個展」という目標に向けて、パワーを作品にして会場に投入し、訪れてくださる方のエネルギーも加わって、一時的な「場」が生まれ、会期が終わり、すべてを撤収して結集したエネルギーを解き放つ…そんな経験でもありました。空になった画廊を振り返り、静かにその空気を感じました。

二度目の個展の準備も最終段階にさしかかった4月の半ば、アートのワークショップでお世話になっているRBR(ライトブレインリサーチ)の方から「個展をやることに興味はないか?」というお話をいただき、二年後の2008年に東京麻布で三度目の個展をやることを決めました。
今、どんな個展にしようかと構想を練り始めたところです。

しばらくはこのような形で表現しながら、いつしか、こんこんと湧き上がり流れるもののように、何の気負いもてらいもなく、ただ、自然に描き続ける自分に出会えればよいなと思います。