先週の木曜日の午後1時からのBSプレミアムシネマで、1988年の日本・中国合作映画『敦煌』をやってました!

 

 

 

 

西田敏行、佐藤浩市、田村高廣、渡瀬恒彦、中川安奈、柄本明、三田佳子などの豪華キャストに、オール海外ロケ(シルクロード)。製作費45億円コインたち、興行成績82億円コインたち

それと蜷川幸雄さんもちょい役で出てる照れ

ずっと佐藤浩市が主役と思ってたけど(最初から最後まで出てる。死なない( ´∀` ))、西田敏行とのダブル主演なのかしら?

 

あらすじ

北宋のころ、主人公・趙行徳科挙の最終試験殿試を受けるため首都開封府にやってきた。行徳に出された問題は「西夏対策を論ぜよ」であったが、西夏が単なる辺境だと思っていた行徳はまともに答えることが出来ず、受験に失敗する。

次回の科挙は3年後であり、失望感のあまり自暴自棄になっていた行徳は、西夏出身の女と知り合ったことから西夏に興味を持ち、西へと旅する。しかし、途中で西夏の傭兵の漢人部隊に捕獲されてその兵に編入されてしまう。しかし、漢人部隊々長の朱王礼は行徳に目を掛け、彼を漢人部隊の書記に抜擢する。辺境だとばかり思っていた西夏は、シルクロードの拠点として仏教文化の華開く砂漠のオアシスだった。西夏軍がウイグルを攻略した際、行徳はウイグルの王女・ツルピアを助けて匿い、やがて彼女と愛し合うようになる。やがてその才能を認められた行徳は、西夏の首都への留学を命じられ、ツルピアの庇護を朱王礼に託して旅立つ。

しかし留学期間が延び、ようやく西夏に戻ったときには、ツルピアは西夏の皇太子・李元昊のウイグル支配の手段として、強制的に彼の妻となることになっていた。婚礼の席上、ツルピアは李元昊を殺害しようとするが失敗、そのまま城壁から身投げしてしまう。李元昊に対して反感をつのらせた朱王礼は、李元昊が敦煌を制圧してそこに入城する機をとらえて反乱をおこすが、すんでのところで李元昊を逃してしまい、壮絶な戦闘の後に戦死する。戦乱の中で大混乱に陥る敦煌。行徳は敦煌の文化遺産を戦乱から守ることを決意し、貴重な書籍や経典を敦煌郊外の石窟寺院に運び出しに成功し、後世に敦煌文献として遺された。

 

*以上、Wikipediaより引用

 

これ88年当時、見に行きました♪シルクロードも大流行してた頃。日本はバブルでお金が余ってたころね。

 

中川安奈さんはこれが本格的なデビューなのかな?エキゾチックな容貌がウイグルの王女にぴったりスター彼女は若くして亡くなって残念ね(2014年に49歳で亡くなりましたショボーン)2011年に見に行った、蜷川シェークスピア「アントニーとクレオパトラ」でクレオパトラの侍女役を好演してた。

 

佐藤浩市も若い!

 

北宋、西夏、ウイグル、敦煌といろいろなお国が出てくるけど日本語で話してくれてて聞きやすい驚き

 

当時は東アジアの歴史ドラマとか皆無で中国史も統一王朝以外はよく分からなかったけど、ここ数年、華流の歴史ドラマも見るようになり、そうか、宋と言っても北宋ね!とピンと来たので昔より興味深く見ました。

 

足を交差させてる弥勒菩薩とか見たいな〜😀これは北魏という国が残した形見のようなものらしい。「王女未央」のモデルになった皇后も北魏で有名な方よね?⇒「馮太后」として知られる北魏の文成文明皇后だそうです😀

 

柄本明さんは喉を切られて声が出なくなった役ということもあり寡黙な絵師で石窟の壁に絵を描いてるんだよねうさぎのぬいぐるみ

 

それと中川安奈さんの王女が飛び降りてしまうあたり、韓流ドラマ「麗」の後百済の王女が愛する人の前で故国のために門の上から飛び降りてしまうのにかぶったわ。参考にしてるのかも?これによって故国は高麗に併合される。ウイグルも西夏に併合される(そのために西夏の皇太子が彼女と結婚することになった)

 

科挙にも落ちて文才はあるが人生の目的を見いだせなかった青年がシルクロードと出会い、釈迦の教えを後世に残すことに人生の意味を見出すというお話…

 

北宋の最盛期と道長のそれが重複してるそうだから、千年も釈迦の教えの書かれた書物が守られてきたんだね。ほとんどがロシアや日本に持ちされたとしてもすごいことよね?

 

余談ですが、佐藤浩市さんの趙行徳の行徳って千葉県市川市にある駅名よねニヤリ(千葉県出身者なので何気に知ってた歩く

 

機会があればぜひ、ご覧になってください。千年の時を飛び越えれられるよルンルン