NHK−BS

6月17日午前2時20分〜4時10分

ドレスデン国立歌劇場バレエ団「白鳥の湖」

作曲 チャイコフスキー

指揮 トーマス・ヘルツォーク

管弦楽 ドレスデン国立管弦楽団  

振付・演出 ヨハン・イーガー

<出演>  

王妃:ザリーナ・シュターンケ 

王:クリスティアン・バオホ 

ベンノ:ヨン・バイヤホ   

王子:スカイラー・マクシー・ワート オデット:綱木彩葉 ほか

収録:2023年12月15・16日 ドレスデン国立歌劇場(ドイツ)

原作 J.K.A.ムゼーウス作「奪われたヴェール」


*もちろん、というかご想像どおりというか、コンテンポラリーです☝


感想

まずドレスデンの街並みが素敵✨あそこに歌劇場があったんだね。ドレスデンてザクセン州の州都だそうだから、白鳥の湖の舞台にぴったりかと?


最初に振付兼演出のイーガーさんのお話があって、「白鳥の湖」の原作とされる民話「奪われたヴェール」にほぼ忠実に作られてるそうですびっくり

それが調べてみると日本の「天女の羽衣」伝説にそっくり(インドにも同じ伝説あり☝)でびっくり(・・;)


ムゼーウスさんてグリム兄弟に先駆けて中世ドイツの民話の収集しててグリム兄弟はそれらを忠実に記録したが、彼は自分なりの編集をしてストーリーをまとめてたそうです。

そのせいか、「奪われたヴェール」も

特に王妃の女心が微妙に描かれてるかも?(ある若者が恋したのは自分ではなく自分の娘だったことに二重にショックを受けました、とか。。)


チャイコフスキーの「白鳥の湖」と似てるのは、王妃が妖精の一族で白鳥に変身できるヴェールを纏って生まれてきて、年に1度、夜中、魔法の湖(世界に数か所ある)で水浴びして若さを取り戻すところだけかな?

ベンノが前半の主人公的存在で、人々に尊敬されている聖人なところも面白い!そして原作にもベンノとして出てくるグラサン


興味がある方は、「奪われたヴェール」でググってみてね☝


中世ドイツの民話を収集するって面白そう。深い森にいろいろなお話しがあるんだろうね。


そう言えば「夜叉ヶ池」の行方不明になっていた青年も、中国地方の山間部で昔話を集める旅の途中、美しい女性に会ってそのままそこに住み着き、友人達の前から姿を消すのよね?


実の母がわかくて美しい実の娘に嫉妬するってあるあるなんだろな?白雪姫の王妃も、一般的には継母だけと実は本当の母親という説もありますね。


若返りの湖に飛べるヴェールを王が切り刻まなければ、王妃も娘と同じ若さと美貌を保てたんだろうけど(バレエでは王妃の子供は、息子=王子となっていて、王子が恋する乙女=オデットは他人となってます☺)