ここ数年、学生時代の友人数名と観劇会を催しています
今までは夏にミュージカルでしたが、今年は初めて陽春歌舞伎となりました
演目は『四谷怪談忠臣蔵』、今度の日曜日、@新橋演舞場です。
私をアメブロにひきずりこんだ誘ってくれた、だいだいさん
がミュージカルにも歌舞伎にも精通していて、今回は初心者でも楽しめるということでこの演目を選んでくださいました
『四谷怪談忠臣蔵』という題名のとおり、鶴屋南北の傑作『東海道四谷怪談』と『仮名手本忠臣蔵』がミックスしているようです
見に行かれた方のお話だと、新田義貞の霊が高師直に乗り移って妖術使いになるなど、現実とはかなり違う(時代も江戸時代ではなく、室町時代)ため、ちょっと混乱気味になるそうなので、イヤホンガイドを借りるのがいいみたい
ただ、市川一門ということもあって、大滝などの仕掛けもあり華やかな舞台になるそうなので、そんなに筋に気を使わなくても単純に楽しめるように作られてるとは思うのですが(娯楽大作みたいだし・・・)
そしてすっかり忘れてたのですが、私、2008年の5月にやはり新橋演舞場で『東海道四谷怪談』を見てました
このときのガイドブックを読んで思い出したのですが、実は下記したように、『東海道四谷怪談』は『仮名手本忠臣蔵』の外伝という構想で描かれたもので、『四谷怪談』に登場する民谷伊右衛門は、実は浪士として、討入に加わるべき存在だったんだそうです
詳しくは歌舞伎美人 をどうぞ
*鶴屋南北の傑作『東海道四谷怪談』は『仮名手本忠臣蔵』の外伝という構想で描かれました。『四谷怪談』に登場する民谷伊右衛門は、実は浪士として、討入に加わるべき存在だったのです。江戸時代、『四谷怪談』が初演された折には、『忠臣蔵』と場面を交互にして、二日間にわたって上演されました。市川猿之助は、この構想を生かし、昭和五十五年四月に両作品を一つにした『双繪草紙忠臣蔵』を昼夜で通し上演。平成十五年七月には、猿之助歌舞伎のエッセンスをさらに盛り込み、全く新しい発想のもと、両作品の登場人物たちが縦横無尽に駆け巡る『四谷怪談忠臣蔵』を創り出し、いずれも大きな人気と評判を集めました。
(以上、「歌舞伎美人」より抜粋)