長男には必要
障害に対して差別や偏見のない社会とは言い切れないけれど
長男が障がい者手帳?
初診から半年ほど経過したころ、「精神障がい者福祉手帳」について説明を受けました。そして、「自立支援同時希望」もできるということで「有難いなぁ~」と思ったんです。
自立支援医療(精神通院医療)は、2回目の受診のときに勧められて、すぐに申請をしました。自己負担上限額が決められているので長期通院でも安心して通院することができるのでとても助かっています。
「精神障がい者福祉手帳」については、長男が障がい者手帳を取得する、という考えが頭になかったので少し戸惑う気持ちもありました。
発達障がいで障がい者手帳を取得する場合は「精神障害者保健福祉手帳」になります。「手帳のことを知られたら偏見の目で見られるのではないか」という心配や「そもそも手帳を持たせること自体に抵抗感があるなぁ~」と思ったりしたのです。
実際、障害に対して差別や偏見のない社会とは言い切れませんから。
メリットとデメリット
さて、「精神障がい者福祉手帳」の申請を提案されけれど…
どうしたものかと、いろいろと考えましたね。
心配や抵抗感などの感情とメリットと天秤にかけてかなり考えました。
障がい者手帳を取得することで、医療費の補助が受けやすくなるし、税金の減免や施設利用料の障がい者割引など、さまざまな福祉サービスが受けられるのはメリット。
一番のメリットはやはり仕事面。
「障がい者雇用枠」という専用の雇用枠で働けるので、周りの理解が得られやすく働きやすいと思う。
差別や偏見に対する不安はあるものの、これについては就活しながら考えればいいのかもしれない。
実際、障がい者手帳を取得したとしても、オープン就労(障害のあることを企業に開示し、障害のある方を対象とした求人に応募をする)とクローズ就労(障害のあることを企業に非開示で就職する)のどちらか選択することができるからだ。
あと、「公共交通機関の割引」
これもけっこう大きなメリットだと思っています。
通院の交通費も積み重なると馬鹿にならないのでとても助かる。
こう考えると、
障がい者手帳を取得するデメリットは、基本的にないかもしれない。
支援をうけるために
障がい者手帳を取得していることを会社や周囲に伝える義務はないので、長男がオープンにしない限り、他人に知られることはありませんしね。
ということで、障がい者手帳は、支援を受けやすくするためのひとつのツールとして取得することにしました。
さて、申請ですが…
長男が自分で申請することができないので、私が代理で申請しました。
まず、精神障がい者福祉手帳を申請するには、医師による診断書が必要になります。この診断書を作成してもらうのにかかった費用は、1通9,000円。
この9,000円という額に悩みました。
大きな出費だなぁ~と。
長男が、クレジットカードを使い過ぎていて、その支払いを私が助けてあげていたので生活が苦しいときだったんです…。
でも、取得するメリットを考えて、「9,000円」お支払いしました。
最後までお読みいただきありがとうございました