今日のお耳洗浄の結果
左側の4本が右耳の汚れです。
7月に膿瘍手術を受けてから、時間の経過とともに膿が出てくることも減って、今月に入ってからは、綿棒が汚れ無くなるまでにキレイに治ってたのに、やはり4日前に現れた膨らみに伴って、今回はべとっとした膿が現れてしまいました。
耳掃除する前は、北海道先生も膿か血の塊かどっちかなって言ってたのですが、掃除してみて膿が取れたので、やっぱり膿の再発だねって。
思い起こせば、春の初めに、首の重なっている部分の脱毛があって受診した時に、最近やたらとお耳カイカイしたりパタパタする仕草を見かけることをハキハキ先生に伝え、一緒に耳チェックもしてもらったのが始まりでした。
今までも定期的に耳も見てもらっていたし、その時は一度も汚れてなかったドリーさん。
それが、その日すごい量の汚れが取れたのです。
乾燥してる耳垢の中に、かなりドロドロした膿が溜まっていました。
そこから、服薬と毎週のお耳洗浄が始まりました。
汚れ具合を見ながら、毎週から二週間ごとの洗浄でよくなったりもしましたが、大きな改善見られずそのうちに出血も伴うようになり、CTを撮ることに。
CTでは、両耳の鼓室に異常が見つかりました。
本来なら、何も溜まっていてはいけない、空洞で黒く写っていなきゃいけない鼓室という場所が、白く濁って写っていました。
何かしらの貯留がみられる。
院長診察では、ドリーさんのお耳の状態は悪さレベルでいうと重度だと言われました。
そして、この鼓室というのは頭蓋骨の中にあるので、手術は危険すぎる。
春からの治療経過から総合的に考えて、当時は膿や出血は右耳のみでしたので、今年になってからできた右耳根のしこり(膿だまり)をまずは手術で取り出して、その穴を使って、膿の洗浄をして症状の改善を目指そうとなりました。
院長からは、根治はないので緩和のための手術だと言われました。
そして、鼓室の手術は危険すぎるためしない。
右耳耳根部の排膿手術をして、今後の排膿処置の管理をしやすくする、ドリーさんの生活から膿のストレス=処置のストレス=通院のストレスを軽減させてあげることを決めました。
手術は成功。
今日まで、ほぼ毎週通院を頑張ってきたドリーさん。
穴が閉じ切るまでにカサブタを剥がして行う膿瘍洗浄の痛い治療を頑張ってくれて、8月後半に入ってからは穴が閉じたので通常の外耳洗浄しかできない中で、右耳に関しては9月には膿と耳垢がほぼ消滅したほどキレイになりました。
しかし、それと同時に、今度は左耳の外耳洗浄時にうっすらと血が綿棒につくようになりました。
で、CTを再度撮ってみようと決めたのが一週間前のことでした。
手術後もやはり術穴が閉じ切るまでに、どれだけ排膿洗浄ができるかが勝負でしたから、それこそ毎週通いました。
で、落ち着いてきて、これでやっと少しずつ通院の間隔も伸ばしながらドリーさんの様子を見ていきましょうと北海道先生に言ってもらった3日後に気づいた右耳術痕の微妙な膨らみ。
今日までの受診の間に、私もネットで膿瘍のことをたくさん調べました。
その中で、獣医師がうさぎさんの膿瘍について症例を挙げながら話されている動画を見つけました。
動画で紹介された症例は、耳根ではなく、下顎と眼球の奥に膿瘍ができたウサギさんでした。
でも、うさぎさんの膿瘍について全体的な話もたくさんあって勉強になりました。
うさぎさんの膿瘍は、これをすれば治るという治療法が10年経っても確立されていないこと、手術で取っても薬を飲んでても、なる子はなるし、ならない子はならないという実に悩ましいものだと動画にありました。
今回ドリーさんは、手術をして2ヶ月経たないうちに同じ場所に再発という悔しい結果になりました。
再発期間で言うと早いです。(もっと早い子もいると北海道先生はいってましたが)
膿、頻繁な通院のストレスから解放させてあげるという最終目標が叶いませんでした。
また、服薬再開、洗浄治療が2週間おき(状態によって毎週になるかも)に再開となりました。
ドリーさんの場合は、膿瘍の原因はいろいろ検査も受けましたが不明です。
今日から治療を再開しても膿の改善が見られない、そしてドリーさんがお耳を頻繁に気にするようになったり、神経症状が現れるようなら、手術となります。
そして、もし手術となった場合は、以前提案さた、7月の手術よりも広範囲に切り広げるショッキングな見た目になると言われた手術の可能性も出てきます。
目と耳穴の間の今回再発した耳根部のしこりを排膿(その穴を開けたままにして、その穴から排膿洗浄したのが7月の手術)して、その穴を黄色で書いたように耳の穴まで切り開く、そしてそのまま大きく開いた状態で閉じずに縫い付けるらしいのです。
これはかなりショッキングな状態ですので、それだけは回避したいなと思っています。
黄色いラインのように切り開く手術ではなく、前回と同じ手術を早めにするのはダメかと聞きましたが、北海道先生は「2ヶ月経ってないうちの再発を考えると、たぶん今後も似たような頻度で再発を繰り返す可能性が大きいこと、ドリーさんの場合右顔面神経麻痺があること、そして短期間で麻酔を何度もするリスクのこと、現状では膿が再発しているが頭が傾いたり同じ方向をぐるぐる回ったりなどの神経症状はないこと、本人が気にする様子がなく生活の質を保てていることなどを考えて、まずは服薬と外耳洗浄をこまめにやって様子を見た上で、手術のことを考えてはどうか」と言われました。
この半年、ずっとドリーさんを診てくれている北海道先生。
出会った当初は、「自分は心配性だから…」なんて患者に言っちゃうような先生でしたが、2年目になって、そしてドリーさんのことを他のどの先生よりも一番多く診察してくれて知ってくれているので、なんだか最近は頼もしく感じることが増えました
今日撮ったCT
やはり鼓室は、7月と同様に濁ったまま、良くも悪くも変化なしでした。
12時に家を出て、16時に帰宅となったドリーさん
疲れたよね、ドリーさん
びょんいん頑張ってくれてありがとう
悔しい結果になっちゃったけど、一緒に頑張ろう
さきほどまでよるんぽしてたドリーさん
さすがに疲労感がありそうでしたが、
何回もなでこを要求。
そのうちにこのまま20分間ほどネンネしてました
で、起きて、こんな可愛いお顔をしてくれた
うんうん、やっぱりドリーさんは可愛いなぁ
みなしゃん、ボクまたびょんいんたーくさんいかないといけなくなったでしゅけど、ネネと一緒にがんばるでしゅよー