今日、院長に診察してもらいました。
 
 
 
あらかじめ書き出しておいたメモを先生も見てくれて、その質問に一つ一つ丁寧に答えてくださり、今回の鼓室と、以前私が気づいた(4月に診てもらった時は、様子見となった)ぷっくりしてるシコリとの位置関係などをイラストに書いてくれて、本当に本当に丁寧に説明をしてくれました。
30分弱、話ができました。
 
 
 
 

 
先週撮ったCT
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ドリーさんの耳は、悪さレベルでいくと重度なんだそうです。
・CTに映った両耳の鼓室の膿は、手術のリスクがかなりかなりかなり高い。
術後の管理もとてもとてもとても、それはもう大変で難しいそうです。
 
 
 
 
 
(院長の診断、話した内容)
・両耳にあれだけはっきりと、おそらく膿瘍が映ってる。ドリーさんのお耳は重度に悪いと言える。右が今まで悪く、洗浄処置をしてきたので、右だけに異常が発見されるのは予想していたが、左耳の鼓室も同じように異常が見つかったことは、先生も想定外とのこと。
 
・今回見つかった鼓室の異常と、右顔面神経麻痺の関連は?→麻痺が見られるようになって1年以上。それから考えても関連はない。なので、膿を取ったからと言って、麻痺が治ることはない。
 
・鼓室は、頭蓋骨の中にある。だから、鼓室の手術をしようと思うと、頭蓋骨の中を触ることになる。リスクが高すぎるし、とてもとても難しい手術となる。
 
・術後の管理もとても難しい。痛みを伴う。
 
・鼓室の膿の手術をしても、根治はまずない。またぶり返す可能性がある。
 
・ドリーさんの場合、右の耳根部に1センチのしこりがある(4月に私が気づいたやつです)。
手術をするなら、この耳根部を切開してここの膿を取った方がいいかも(最初は2週間ごとに耳洗浄に通って、一度はだんだんよくなったので、通院間隔も2週間→4週間になり、薬も飲まなくてもいい時期もあったのですが、6月にまたぶり返した。今は毎週通っている。)
 
・頻繁に定期的に耳洗浄に通っているのに、右耳から膿や血が出る→これは、外からの耳洗浄では処置に限界があるので、一度、麻酔下で膿をキレイに取り除く(ようは、右耳根部を手術)ことは、ドリーさんにとってもいいのかもしれない。
 
・この右耳根部の排膿手術についても、これをしたからといって根治はない。またぶり返す可能性はあるし、手術をしたからと言って、膿が出なくなるかは不明(その奥の鼓室に異常があるわけですからね)
 
・ドリーさんのこれまでの経過を考えると、もしかしたら右耳に関しては、鼓膜がすでに溶けている可能性あり。その場合は、もしかしたら右耳根部の手術で排膿するときに、鼓室の膿にアプローチができて、可能な限りの膿を摘出できるかもしれない。あくまでも鼓膜が溶けていればの話。
 
・聴力を失うことはないのか?もしくは、今の時点で鼓膜が溶けているとしたら、すでに右耳の聴力を失っているのか?→うさぎの聴力に関しては、聞こえているか否かの判断はとても難しく、先生自身の患者で、ドリーさんと同じような状態になって、聴力の有無について納得がいかず、大学病院まで紹介したうさぎさんがいたらしいが、大学病院でも聴力の有無について答えが出なかったそう。うさぎの聴力に関しては、データとか判断とか確率はまだまだされていないのが現状。なので、今、ドリーさんの右耳は聞こえているかいないかは分からない。
 
・耳根部の手術に関しては、右耳根部の毛をバリカンで剃る→電気メスで切開→チューブ等で膿を吸う、掻き出す→その穴は閉じずに外耳道にくっつけて開けたまま縫う→消毒のガーゼを穴に突っ込んで、手術は終了。術後は1泊の入院必須(状態によっては、入院日数増える)
 
・穴を閉じないの?開けたまま?→耳洗浄(術後も必要)をするための穴をもう一つ増やすイメージ。時間の経過とともに穴は自然に閉じていくが、今はお耳を左右2か所からしか洗浄できないが、右は耳根のしこりの排膿手術をして穴をあえて開けることで、3か所から洗浄できるようにするというイメージらしい。第3の穴を作るということ。
 
根治のためではなく、緩和のための手術と考えるように。→右耳根の手術をすることで、一定程度は通院の頻度も減る。膿の根治はないので、なるべく膿が出ないようにするため一度麻酔下で今ある膿を取りだそう、そして今後も必要な耳洗浄の処置ができる穴を増やすことでドリーさん自身も私も負担が減るのではないかと。
 
・費用は、8万~10万円。(そこに事前の検査や入院費が含まれているのかは、聞くのを忘れました。)
 
・コストパフォーマンスという言葉が最近よく言われるが、それはお金だけのことではない。通院頻度、なによりドリーさん自身の生活を低下させないため、守るため、ということもコストパフォーマンスの中に入るし、それが一番重要かなと思う。
 

 

・治らないと分かっている中で、リスクの非常に高い難しい手術をして、痛い思いをさせるのは酷。

この考えは、私も院長と同じ気持ちでした。院長の表情、話し方を見てると、鼓室の手術は本当に難しく、リスクが高すぎることが、すごく伝わりました。
 
 
実は、先週、耳根部の膿の手術(両耳)をしたうさぎさんがいて、その手術の写真を見せてくれながら、先生はすごく丁寧に話をしてくれました。
 
 
決断を急ぎはしないけど、先に延ばしすぎて一般状態が悪くなってからの手術となれば、その方がさらにリスクは増すので、ご家族でよく話し合ってみてください、と言っていただきました。
 
 
 
30分ほどこんな話をしました。
 
 
 
 
その後、耳洗浄の処置へ向かったドリーさん。
私は待合室で待ってました。
 
 
 
すると、心配性先生が耳洗浄の状態の報告に、綿棒持参で来てくれました。
10本以上の綿棒に、膿、そして今までで一番濃いめの血がついていました。
1週間でこんなにひどい状態は初めてでした。今まで1週間では、ほとんど汚れはありませんでしたから。
 


 
そして、その後院長も来てくれて、耳洗浄の様子を自分も見ていたが、かなりドロドロしてるのと、左耳も膿はないけど、うっすらと出血があったことを報告してくれました。院長は、カルテの写真データで見るのと、実際の膿の様子を見て、かなりドロドロしてることに驚いておられる感じでした。
左耳は今までずっときれいだったのですが、左耳まで症状が出始めてしまいました。
今日からは、今までのお薬にプラスして痛み止めの追加と炎症止めのお薬の増量となりました。
 
 
今までうすいレモン色のお薬だったのが、今回からチョコレートを溶かしたようなドロッとしたお薬になりました。
においは少し甘さも感じますが、ドリーさん的には味と飲み心地が変わったので、一滴舐めたあとは、めっちゃ拒否しました。
 
シリンジを何度お口に入れても「プイッむかつき」って。少し時間を置いて、抱っこで再チャレンジすると拒否なく飲んでくれましたニヤニヤ
でも、本人的には、今までの方がおいしかったみたいで、飲み終えた後に、めっちゃ大きい声で「ブゥッ物申す」って不満を訴えてましたニヤニヤ
 
 
 
 
 
病院では結論は出なかったのですが、帰宅後、母と話しをしました。
 
そして、よるんぽでドリーさんをたくさんなでこして、お話をいつものようにして、さきほど決めました。
 
 
 
 
 
結論としては、
危険すぎる鼓室の手術はしない。右耳根部の手術を受ける。
ということを決断しました。
 
 
次回は、また1週間後。
その時に、先生に私の意志を伝えようと思います。
 
 
 
ドリーさんおねがい
最近、毎週病院行って、疲れちゃうね。






お耳がこんなにひどい状態だったこと、もっと早く気づいてあげれてたら・・・ドリーさんごめんね。


指でさしてるところに膿があります



 
 






ドリーさん、ネネはドリーさんのこと守りたい。









手術は怖いけど、ドリーさんが今感じてる不快感を少しでも取り除いてあげたい。
ドリーさん、ずっと一緒にいたい。
一緒に、頑張りたい。




















一緒に頑張ろう、ドリーさんロップイヤーハートお母さん